ボンゴレを作る際に感じる罪悪感
とてもしばらくぶりの更新になる。
とてもしばらくぶりなので最初にどう書くかを迷い、迷っている間に山下達郎のアルバムを1枚聴き終えてしまった。そのため「えいや!」で打ち始めた結果がこれである。
継続は力なりだね。「ほぼ」毎日書いていたのに一度途切れるとスラスラと書けなくなってしまうものだなぁ。アーメン。
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コロナのせいで引きこもっているので自炊くらいしか楽しみがない。
あまりスーパーにも行きたくないけど冷蔵庫が寂しすぎたのでマスクを装備して渋々向かった。
焼き魚にしようかなーと思って海鮮コーナーをぶらついているとあさりが目に止まった。パックには「春あさり」というシールが貼ってある。旬のものは安いの理論でいつもよりも気持ち安かったので、久しぶりにボンゴレビアンコを作ることにした。
帰宅して早速あさりの下処理に取り掛かった。
バットにあさりを入れて貝殻が少し出る量の塩水を注ぎ入れてからアルミホイルをかぶせて6時間くらい放置。暗くした方が砂をはかせやすいらしい。
冷たいフライパンにオリーブオイルと鷹の爪、みじん切りにしたにんにくを入れる。香りがたってきたら刻んだイタリアンパセリを入れてオイルに香りを移す。
次はあさりを投入する手順なのだがいつもここで申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
このあさり達にもそれぞれにあさり生(人生のような言葉)がある。中には恋人がいるあさりがいるかもしれない、家族がいて「いってきます」と言ったきり会えないあさりもいるかもしれない。
そういう妄想をするからどうしても罪悪感でいっぱいになる。
でも次の瞬間にはフライパンにぶち込んでしまう自分がいる。
そして完成したものを食べると美味しさにウットリして感謝にかわる。
食べる、というのは生き物の命を頂くこと。
忘れちゃならない事実をボンゴレを作るたびに思い返す。
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