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空間、味、ひと。


みなさんは、飲食店に足を運んだとき、
どんなことを大切にするだろうか?


お店の雰囲気。

料理や飲み物、デザートの味や見た目。

店員さんの接客や人柄。

どれが正解というわけではなくて、人それぞれ考え方はあると思うけれど、

私は、もう一度行きたい(リピートしたい)と思うお店は必ずと言っていいほど、
三拍子全てが揃っているということに気づいた。

今日は、そんなお店に巡り会えた。

埼玉県東松山市にあるmoja cafe さん。

Instagramを漁っていたら見つけたお店で、クランブルのたっぷりのったタルトに一目惚れ。

夜はバーになるそうだが、
ランチは女性オーナーさんがワンオペでやられている。
(個人的にワンオペのお店には尊敬と憧れの念があり、興味津々。)


席はカウンターに。
(ライブでいうS席。厨房やシェフの所作が見放題の特等席なのだ)

オーナーさんは大変気さくで笑顔が素敵な方で、
お店のこだわりや使っている食材の話など、たくさん聞かせてくださった。

(私もついいろいろと話しかけてしまって、ご迷惑だったかな、と反省しつつ…
口も手もテキパキ動いていて素晴らしいなと感心。)

ランチメニューはこの一択。(1ヶ月でリニューアル)
今日は、ターツァイの煮浸しではなく、モロッコいんげんと牛蒡のピーナッツ和えに変更だった。
自宅の畑の採れたて野菜をお店で使っているそう。


ドリンクメニュー。
梅teaのカルダモン+フェンネルにしてみた。


じっくり時間をかけて作ってくださり、運ばれてきたお皿がこちら。
(30分ぐらいかかったが、お話ししていたらあっという間。)

圧巻。

まずグリル野菜がすごかった。

種類の判別不可能なほどしっかり焼かれた野菜たちの存在感たるや。

塩、オリーブオイル、粉チーズを塗して高温のオーブンでじーっくり焼くそう。

焦げが尊い。焦げこそウマい。


新鮮・採れたて・上質な野菜が腕のある人の手にかかると、
こうも姿を変えてくれるものかと脱帽した。

キッシュも絶品だった。

ほくほくのそら豆(こちらも自宅で収穫)と甘い玉ねぎがしっかり感じられて、
しらすの旨みと塩味がこれまた絶妙。

そして、極め付けはサックサクのパイ。

キッシュの生地はこうじゃないと!!!!!

途中、おまけで別皿に

「今朝採れたきゅうり、そのまま食べてごらん。甘いから。」

と大きめに乱切りした味付けなしのきゅうりも出してくださった。

ほんとだ。みずみずしい。採れたてに感謝。


雑穀ご飯と豚肉のトマト煮
本日のスープ(くたくた野菜のコンソメスープ(仮))


豚肉のトマト煮。


サイコロ状か切り落とし肉が煮込まれているかと思いきや、回鍋肉を思わせるようやしっかりとした薄切り肉。

イタリア産の崩れにくいトマトは食感がしっかりあるし、ズッキーニのじゅわ感がたまらない。

最初に旨みがぶわっと広がって、次に奥深い玉ねぎの甘さ。
(オイスターソースを使っているそう。なるほど!!)

梅tea。カルダモン+フェンネル
紅茶に梅シロップ入れる発想はなかった!
暑い日に最高。


全ての料理が丁寧で優しくて、
身体の中から元気になっている気がした。

パインアップルとココナッツのタルト。
元々ケーキ屋さんで働いていたというオーナーさんが作るデザートは、さすがのお味でございました。


迷いに迷って選んだタルトは
あまりの美味しさに、久々に激うまゾーンに連れていかれた。
(無になって食べて、気づいたらもうない。)

タルト生地は薄めだけどサクサクで、
ふんわり軽めのダマンドと、
トロピカルでフルーティーで素晴らしくジューシーなパインの上にココナッツファインとクランブル。

はぁ…ため息が出るほどおいしかった。


心に残る食体験というのは、

空間、味、ひと。


一つも欠けてほしくない重要な要素で作られている。

ということを、
身をもって感じた素敵な経験だった。

絶対に、また行きたい。
1人でもいいけれど、大切な人を誘って。

推しのお店ではちゃんとお金を使いたい。
お持ち帰りしたスイーツと共に、もう少し幸せ時間を楽しめそうだ。


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