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こちらケープタウン。耳より情報③〜Mowbray編〜

ケープタウンに来て2ヶ月が過ぎ、残り5ヶ月住むための安い家を探していた。
最初に住んでいたホームステイ先は食事込みで月12000R(約9万円)だった。
ケープタウンでは学生向けの家やホームステイなど沢山あり、主にHPやFacebookを使って家を探していた。
Facebookで月6000R(約45,000円)の物件を見つけ、オーナーにメッセージを送りそこから内見をして選んだ。
場所はMowbrayと言う所で、学校からは車で15分ほどかかる。
このエリアはMycitibusも無いので、UCTのスクールバスで毎日通うことにした。

この家はシェアハウスで、フランス、ドイツ、の学生が住んでいるらしい。
僕は初めてのシェアハウスで少し不安だった。

引っ越し当日、ホストマザーに別れを告げ新しい家に向かう。
新しい家の住人は全員女性だとオーナーから聞いて戸惑っていた。

家に着くと、ハウスメイトからあることを言われた。
『1週間ほど前にこの家に空き巣が入ってきたから必ず窓の鍵を閉めてね!』と伝えられた。
空き巣は家のゲートを超え敷地に侵入したが、窓の鍵を閉めていたので被害はなかったらしい。

さらに追い討ちをかけるように彼女は、
『最近近くの駅で殺人事件が起きたから駅には近づいちゃダメだよ』
と教えてくれた。

…いや!!Mowbray怖すぎるやろ!!!
僕の不安ゲージはさらに上がっていった。

Facebookでの家探しはこんな感じで、写真多めのところを選んでいました。
この家は敷地も広く過ごしやすかった。

Welcome to the party🕺

ただ一つだけ安心できるのは、治安の悪い地域にはボランティアのセキリュティが昼夜、道で警備をしてくれている。
市内にも緊急時用のセキリュティが待機していたり、おそらく警察では手の回らない部分をこうして市民たちが守っている。
僕は出来るだけセキリュティの人と顔見知りになろうと毎朝挨拶をした。
オーナーからのアドバイスに従うのも大切なことだ。

引っ越してきてから初めての週末、ハウスメイトのドイツ人が友達とBBQをするとの事で招待してくれた。

留学前、南アフリカ人の友達ボノちゃんからBBQ文化を『Braai』と言うと聞いていて、ついに初Braaiだと楽しみだった👏
このBraaiは休みの日や祝い事があると行われ、日本よりはより身近だ。また各家の庭にBBQ用のグッズが置いてあるのをよく見た。
そして何よりBraaiは火にこだわる。主に木を使って燃やすらしい。

友達が南アフリカのワインを片手に、どんどんと家に集まってきた。
おそらく12人ほど来て少し緊張しつつも、地元の人と話せることに期待感があった。
皆んなUCTに通う学生で、南アフリカ出身の子が多かった。
学生たちは手際よくブライを用意してくれた。

お酒やご飯を楽しみ、最後に皆んなでカードゲームをして盛り上がった。
『6second』と言うゲームは、カードに書かれている単語を時間内にどれだけ間接的なワードだけで当てれるかを競うゲーム。
学校でも数回やっていたのだが、ネイティブの人たちのスピード感は凄かった😂
僕が自転車なら向こうは新幹線だ。

This is braai style!!
この木が重要らしい。
めちゃ美味しかったチキン!!
あー!食べたい🥺

Mowbray初探索!!

シェアハウスの子からは『昼間でも一人で歩くのは危ない』確かにそう聞いていた。
ただ常にウーバーなど考えられないし、結局は歩いて街を知ることも必要だ。
ある休みの日、近くに南アフリカ名物『バニーチャウ』のお店があったのでそこまで歩くことにした。
徒歩10分もかからないが、僕は気を引き締めた。
店はMowbray駅を過ぎた先の大通り沿いにある。駅は日本とは全くの別で、そもそも電車を利用する人はあまり見ない。
こちらは主にバスかタクシーがメインで、電車は地元の人でも危ないからと避けるらしい。

確かに駅は凄かった。
ケープタウンではたまにあるが、駅やマーケット付近は排泄物の匂いが漂うことが多い。
Mowbrayもそれだったが、初めての時は少しびっくりした。日本ではあり得ない。

跨線橋を歩くと、一気に雰囲気が変わる。
朝や夕方はバスを利用する人が多いが、それ以外の時間は人も少なく確かに危険な空気を感じた。
アジア人の僕はめちゃくちゃ見られるし、やはり駅は気が抜けない。ピリついた雰囲気だ。

なんとか駅を過ぎ大通りに出ると、いつものようにホワイトバス(ローカルバス)が行き交う。
市内でもそうだが、ケープタウンのお店には必ずと言っていいほど鉄格子が入り口にある。
それだけでも治安の悪さを物語っていた。
大通りはbarbershopやカフェ、飲食店が並んでその反対側にはUCTの寮やキャンパスなどがある。

お目当てのお店に着きバニーチャウを頼んだ。
頼んでいる間、地元の人たちも来たが途中に来たカップルはやたらCoolだった。

こんな少しの買い物でも、知らない土地だと大冒険だ。

少しのの達成感とバニーチャウを持ち、先ほどの跨線橋に向かおうとした時、階段に男と女が座っていた。
(ん?何してんねやこんなとこで)
そして横を通る時に『Oh,I'm Sorry』そう言われて目をやると、女性の腕にチューブが巻かれまさに今"打とう"としているとこだった。
(うぉっ……!ヤバすぎるなここ)

引っ越す前は治安の良いGreen Pointに住んでいた。浮浪者もいるが少数で、観光客やお金持ちが多く豪邸が立ち並ぶ。Mowbrayまでは車で20分も離れていないが、それ以上のなにか"距離"を感じた。

やっと家に着いて、バニーチャウ実食!!
これもボノちゃんから聞いていたおすすめグルメの一つで、食パンの中をくり抜きカレーを入れた南アフリカ名物。
面白いのはインド系南アフリカ人が作ったファストフードで、多人種の文化が混じり合う南アフリカならではの要素がこれに含まれている。
サイズはフルハウス、ハーフ、クォーターと選べるがクォーターを頼んだ。
ただこれが何よりデカい!!ほんまに1/4かと疑うぐらい、中にチキンカレーが詰められ二人でちょうど良い量だと思った。

ただ味は美味しかった🤤

バニーチャウ&ポテト&チーズトッピング。
この量で90Rほど。約675円!!

ここまで読んでくださりありがとうございます!
次はケープタウンでのサマークリスマスなどについて書いていこうと思います!!

ではまた✈️

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