百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず

ことわざ「百聞は一見に如かず」は有名である。
「何度も聞くより、一度実際に自分の目で見るほうがまさる。」という意味であり、まさに正論といえる。
私はこのことわざをグレードアップし、よりスキルアップに有用なことわざを考案する。

百見は一行に如かず

「何度も見るより、一度実際に自分で行うほうがまさる。」という意味である。

何千回何万回とプロ野球観戦だけをしても、野球が上手くなることはない。見学ではなく、実際に自分でバットを握り、グローブで捕球する行動がなければ野球は上手くならないのだ。

見学して得られるものも勿論あるだろうが、実際に自分が行うことによって得られるものには代えがたい。

仕事の現場でも、先輩の行っている業務を見学しているだけではなかなか業務が身に付かず、実際に自分が行うことでスキルとして身につくことは多くの読者が体感していることだろう。逆に、後輩の指導の時には、業務をやって見せることに加え、後輩自身にも手を動かしてやってもらうことを意識すると、業務の移譲がスムーズに進む。

「見て盗め」という伝統的な職人気質の上司は後輩に見学だけさせて何もさせてくれないが、それは指導効率が著しく悪いと思う。

百見は一行に如かず

このことわざが広く使われるようになってほしいと願っている。



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