今を生きることと『夜のピクニック』

恩田陸さん著書の『夜のピクニック』を読了した。
高校生達が学校の夜間歩行行事の中で精神的成長を遂げる話であるが、その中でも戸田忍が発した「読むべき本には読むべきタイミングがある」という言葉が深くしみた。
この本の高校生達のような青春をもう送ることができない社会人の私がこの本を読むこと自体が遅すぎたのだ。
青春をただの通過点とみている主人公融に高校生の頃の私は深く共感しただろうし、この本を高校生時に読んでいれば今この瞬間を生きることに一生懸命になる必要性を感じることができただろうにと深い後悔を得た。

それはそうと、この間興味深いツイートを見た。


意識を今に集中せず、過去や未来に飛ばしすぎているとメンタルが病みやすいという趣旨のツイートであるが、まさに『夜のピクニック』の主題に通じるものを感じた。

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