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母、還暦

私のお母さんは本当にずっと若い。見た目も若いが中身も若い。ずっと陽気でお茶目な気持ちを忘れず、みんなを笑わせてあげてほしいし、本人こそ元気で楽しく過ごしてほしい。

と、なんだろう。母が60歳というのは本当に想像できない、というかもう現実だが、実感がない。私の中で母は32歳で止まっている。ちなみに私を産んだのか32歳だから、32歳の母を私は記憶していないのだけれど。なんだろう、ずっと母は私の中で32歳なのだ。

まあ実感はなくても実際は60歳。今は遠く離れた場所に私がいるものだから、せめて何か送ろうと妹と父と話した。私は春のお花をいっぱい入れて、送ってください。と、お花屋さんに頼み、妹は完全なる妹の独断と偏見でブレスレットと送った。割り勘だし割りかし高いけれど本当に良さそうなものだから許した。だが写真の一枚も送ってこなかったので、こら〜!と、言っておいた。

妹が母にあげたブレスレット。
わざわざ写真を送ってくれる父もとても好き。

今日、父とお出かけしたらしい。ブレスレットをつけた、笑顔の母の写真を、父が送ってくれた。いいねえ〜と思いながら、鼻の奥がツンとした。。

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