二十四節気『秋分(しゅうぶん)』
9月23日『秋分の日』
春分の日と同じく、昼の時間と、夜の時間がほぼ同じ日
気温も高く、夏の暑さがまだ残っているが「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、この日を境に日は弱く、短くなり季節は冬へと向かっていきます
【旬のおすすめ】
秋鯖(あきサバ)…これからが旬の秋鯖は、脂がのり一年でもっとも美味しいとき
しめ鯖、煮付け、塩焼きどれも美味しい◎
戻り鰹(もどりがつお)…秋に太平洋を南下するのが戻り鰹
5月頃の初鰹のさっぱりとした美味しさと変わって
脂ののったもっちりとした美味しさが味わえる
石榴(ザクロ)…古い医学書や旧約聖書にも登場する果物
カルシウムの吸収を助ける成分を含むので、骨を丈夫にする働きもある。疲労回復にも◯
たくさん実をつけるので「豊穣」「子孫繁栄」の縁起物とされ庭木としても人気。赤く色づく石榴は、秋を象徴する果物
無花果(イチジク)…食物繊維も多く古くから薬用とされてきた果物
食用としている部分は、果実ではなく花の部分
水溶性食物繊維を多く含み、腸の働きを活発にしてくれる
また、カルシウムや鉄分もバランスよく含む
秋分の日をはさみ前後3日間を「秋の彼岸」といい、こちら側(此方)と向こう側(彼岸)が近くなると言われ、日本ではご先祖供養をする風習があります。
その時にお供えするのが「お彼岸団子」や「おはぎ」
おはぎは、秋に咲く「萩」の花に見立ててついています。
収穫してすぐの小豆であんこを作るので、皮もやわらかく粒あんで作るのも「おはぎ」の特徴。
春のお彼岸に作る「牡丹餅」と同じもの。(名前の違いは、諸説ありますが季節に咲く花に見立てた名前なっていると言われます。四季で呼び名が変わったりもします!)
日々の暮らしに、日本ならではの季節の行事や、風習を取り入れてみると、季節の変わり目を体で感じやすくなるように思います。
ぜひ、おはぎも作って食べてみてください。
食材としても、今の時期にもち米、小豆をとるのはおすすめ◎