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睡眠爆裂緊急的発症不可避人間多様何処天国悪魔病 / 短編小説その16

眠い。

睡魔というのは突然何の前触れもなく、やってくる。

仕事中
会議中
映画を見てる時
好きな人と話してる時
ご飯を食べてる時

さまざまな場面で
やつらは突然やってくる。

人間の性なのか
なかなかそのまま睡魔を受け入れようとする人はいない。

あらがう。

目を擦ったり
体をストレッチしたり
炭酸を飲んだり
大声を出したり
煙草を吸ったり

ただそれはいっときのもので
やつらはニヤニヤしながら
それをみて頃合いをみて
再びやってくる。

なぜ、人間は睡魔をあがらうのか。
また、なぜ睡魔はやってくるのか。

睡魔という名前が
実は略称で本当は、、、

睡眠爆裂緊急的発症不可避人間多様何処天国悪魔病

略して、睡魔。
うん、それなら納得できる。

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