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収益分配機能って何?(1)〜新たに追加されたダッシュボードとは〜

OIKOS MUSICでは、楽曲のOIKOS (音楽サブスクサービスで生み出される収益を一部受け取れるNFT)を販売・購入できるプラットフォームを運営しています。

サブスク収益分配プラットフォーム「OIKOS MUSIC」に収益分配機能が実装され、「OIKOS」保有者への収益分配を9月3日より開始します。

また、今回のアップデートでは、日々OIKOS MUSICとアーティストを応援してくださるユーザーのみなさんに、新たな音楽体験をお届けするべく「収益分配機能」だけでなく、様々な新規機能が実装されています。

どんなことをできるようになったのか。
また、私たちがどのような世界観と理念でこの機能を実装したのか。

本noteでは、2回に分けて新規追加された機能について実際の画面を交えながら詳しくご説明いたします!


収益分配って何?

そもそも「収益分配機能」とは、以下の機能を指します。

保有しているOIKOSの収益分配率に基づき、対象の楽曲が音楽サブスクリプションサービスで生み出される収益を毎月分配する。

OIKOS MUSIC利用規約より

サービス開始当初、この収益の分配は”四半期ごと”の分配を想定して設計しておりました。

理由は非常にシンプルで、本来、著作権/原盤権に付帯する印税の払出しについては、4半期ごとまたは1年ごとのスパンで行われるのが一般的だからです。

ちなみに日本での音楽業界の著作権を管理しているJASRACでは、以下のように記載されています。

分配使用料は、6月、9月、12月、3月の年4回、全関係権利者に送金します。

参考資料: https://www.jasrac.or.jp/bunpai/charge/index.html

しかしながら、機能開発の議論を進めていくなかで、ユーザーにとって”面白い体験””価値を感じるサービス”ってなんだろう?という観点から、”よりアーティストに近い”体験を提供するために、毎月の収益分配に踏み切りました。

その結果、毎月の収益分配金の反映については、3営業日~5営業日ほどで反映できるような仕組みになっています。(合わせて2023年4月24日付けで利用規約も変更されています。)

上記については、[Part 2] にて詳しく説明します。

よくあった質問・お問い合わせ

また、サービス実装前によくあったお問い合わせの内容として、

仮想通貨で支払われるんですか?”

という内容が多かったように思います。確かにNFTと聞くと一般的にはイーサリアム等の仮想通貨での取引が主流となります。NFTにあまり馴染みのないユーザーからすると、取っ付きにくかったり、大損するんじゃないか?という悪いイメージがついていることもあるかもしれません。

ご安心ください。

OIKOS MUSICではユーザーの方への収益分配を日本円でいたします。

これによりアーティストが楽曲の収益を受け取るのと極めて近い体験で、分配される収益を確認できます。

さらに!今回のリニューアルで確認できるのは、分配された収益だけじゃないんです。それでは、実際の画面をみながら、追加された機能を確認していきましょう。

Collectionページのリニューアル

今回の収益分配機能の実装にあたり、主に「Collectionページ」の構成と機能の変更を行いました。
それでは、もっと細かくみていきましょう!

✅保有楽曲のストリーミング再生数のダッシュボード

Collectionページ/ストリーミング再生数のグラフ

CollectionページのTOPでは、これまで同様にOIKOSバーが並んでいる画面に次いで、「ストリーミング再生数」のグラフが新たに追加されています。
この再生数は、ユーザーがOIKOSを保有した日を期日として、それ以降の再生数が日ごとで表示されます。

楽曲が配信されている各ストリーミングサービスについては、こちらをご確認ください。

ユーザーがOIKOSを買い足して保有楽曲が増えると、購入した日付から、再生数が積み上げられ、表示されます。

また、グラフ下の期間選択タブ(7日間〜全期間)で指定した期間ごとに、再生数のアップダウンが見れるようになっています。

グラフ選択イメージ

データは週に2回、月曜日・木曜日に更新され、楽曲の再生数をリアルタイムに近い数字が確認できます。アーティスト、レーベル関係者以外にのデータを公開するというのは恐らく日本初(?)であり、世界でもあまり事例はありません。
(※データの最終更新日が最新の日付になりますので、その点はご注意ください。)

ストリーミング再生数が閲覧できることで、自分が保有する楽曲の再生数が増えた時の喜びや、逆に「これだけしか再生されてないの?もっと聴いてよ!」というもどかしさ。アーティストやレーベルが日々体験している一喜一憂が体験できます。

✅ロイヤリティー(収益分配金)のダッシュボード
※9/3 ごろに初回分配が行われます。

Collectionページ/ロイヤリティーのグラフ

次に、メイン機能の「ロイヤリティー(収益分配金)」セクションについてご案内します。ここでは、収益分配金が月ごとのグラフで確認できます。

こちらも90日間〜全期間の各タブを操作して、日々の収益のアップダウンが確認できるようになっています。収益分配は1ヶ月ごとに行われるため、その点はご注意ください。

初回の分配については、過去全期間分の収益をまとめて「8月分」として9/3ごろに更新されますが、今後はOIKOS保有者の方には毎月、月の第3営業日頃に更新されていきますので、ぜひ毎月の変化を楽しみにしていてください!

✅保有OIKOS総額のダッシュボード

Collectionページ/保有金額のグラフ

「ロイヤリティーのダッシュボード」のタブを切り替えると表示されるのが、保有OIKOS総額のグラフです。

こちらでは、ユーザーがOIKOSを購入した日を期日として、購入ごとに総額が積み上げられていきます。自分がどのくらいOIKOSを保有していて、これまでに、どのくらい収益が分配されているのか比較可能になっています。

※ただし、こちらの金額はクーポン利用分の金額も含まれておりますので、総額=支払い金額ではないことにはご注意ください。

✅預かり金総額/払出・内訳ページ

Collectionページ/預かり金総額

このセクションでは、これまで分配された収益分配金のうち、OIKOS MUSIC内に留保されている収益分配金(=預かり金)の総額が表示されています。

預かり金総額は、基準月分としてアグリゲーターより報告される金額を元にして、基準月の翌月初にロイヤリティー(収益分配金)が確定したタイミングで更新されます。

イメージしやすいようにお伝えすると、

ロイヤリティー = 給与明細で提示された金額
支払い可能金額 = 銀行口座から引き出し可能な金額

と認識いただくとわかりやすいかもしれません!

ただし、システム上、「払出可能金額」が3,000円以上にならないと払い出しできないので、その点はご注意ください。
[Part 2]で詳細をご説明します。

✅オーナー限定コンテンツ

Collectionページ/オーナー限定コンテンツ

今回のリニューアルで追加された便利な機能がこの「オーナー限定コンテンツ」です。

これまでOIKOSに付帯する限定コンテンツはCLUB OIKOSに全て格納されていました。しかし、新規に追加されたこのセクションでは新たに、ユーザーが保有している楽曲に紐づく限定コンテンツのみが確認できるようになりました。

3月に取扱を開始した"さわりさ" のCLUB OIKOSでは、新企画として”CLUB OIKOS限定YouTube配信”を行っています。これらのように、CLUB OIKOSのコンテンツの拡充は、試行錯誤を続けております。今後の展開をお楽しみに!

✅保有OIKOS一覧

Collectionページ/新旧保有OIKOS一覧比較

最後の保有OIKOS一覧のページも多少の変更を加えております。
楽曲ジャケット写真の右側に「保有額」が追加され、自分がいくら楽曲のOIKOSを保有しているのか楽曲ごとの比較がしやすくなりました。

また、各楽曲詳細ページへの導線がボタン形式になったことでよりわかりやすく、早く欲しい情報まで辿り着けるようになっています。

以上で、Collectionページのリニューアルの説明は終わりです。

いかがだったでしょうか?可能な限り簡易な文章にしているのですが、わかりにくい箇所もあるかと思います。百聞は一見にしかずで、実際に画面を見て使い方を確認してみてください。

各楽曲の楽曲詳細ページ/払出・内訳ページについては、
[Part 2]で紹介いたします。

また、Collectionページ内に (!) のボタンが点在していますが、ここを押すと用語の説明やどのような内容が表示されているかを確認することができます。こちらのnoteはもちろん、クイックに確認する際には、そちらをご確認ください。

Collectionページ/POP UP information
Collectionページ/POP UP information

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