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いいとこどりの配列を作った話

Qwertyなんてクソくらえと思いながら作ったonik配列。
日本語のローマ字入力において最強格のものを作った自信がある。
日本語のローマ字入力において。

ん?なんでローマ字入力にこだわったんだっけ。
よく出てくる「ou」とか「ai」を1つのキーに担当させたり、「です。」や「ます。」をワンタッチで打てる💀キーや〼キーを作った方が楽じゃん。

あぁそうだ、英語入力も出来るようにしたかったんだ。だから日本語入力でしか通用しないやり方を避けたんだった。

じゃあonik配列は、実際どのくらい英語を打ちやすいのだろう?

調べた結果は散々だった。

前の記事で「英語入力においても指連しやすいペアTop30を避けている」と書いたけど、たったの30。
アルファベットの組み合わせ 26C2=325 の中の、たった30。
英語入入ではColemakの 1.29 倍も指連を踏んでいた。

そんなことを考えてたら安心してonik配列の練習が出来なくなった。
この前 Typing tube とかいう神サイトに出会ったばかりだというのに。
頑張って覚えたのに。
まぁ新しい配列作るの楽しいからいっか。

という事で
①日本語入力の利便性を限りなく保ちながら
②英語のつながりやすいペア Top100 の指連をすべて避ける
最強の配列をつくる。


先に完成形を。

英語入力の Heat Map ↓

頻度差をわかりやすくするためにデータの半角スペースは削除。約50万字の分析。罪と罰の英語verから。

日本語入力の Heat Map ↓

約14.5万字の分析。TwitterとQuoraから抜粋。


他配列との比較。

日本語入力における指連の回数(少ないほど良い)は、Qwertyを100%とすると
・Colemak 56.5%
・大西 45.7%
・Eucalyn 71.0%
・Tomisuke 56.3%
・onik11 46.9%
・Workman 56.7%
・Dvorak mod lan 88.7%

英語入力における指連は、同じくQwertyを100%とすると
・Colemak 68.9%
・大西 80.6%
・Eucalyn 126.31%
・Tomisuke 97.4%
・onik11 67.1%
・Workman 75.1%
・Dvorak mod lan 82.9%

日英の%を単純に足すと
・onik11 114.0%
・Colemak 125.4%
・大西 126.3%
・Workman 131.8%
・Tomisuke 153.7%
・Dvorak mod lan 171.6%
・Eucalyn 197.31%
・Qwerty 200%

となる。英語入力でColemakやWorkmanをぶち抜いて1位になれたのは嬉しいね。

現時点での日英両立配列では間違いなく最高峰。

とはいえ結論としては「迷ったらColemakを使え」ですね。
英語向けなのに日本語もかなり強い。
英語圏のMacとLinuxならColemak標準装備。
使っている人多くて有名。
などの理由から。

私は左右対称運指が好きなのと逆張りキッズなことからonik11を使う。
おし、練習頑張るぞー。

ちなみに当初の目標だった英語頻出ペアは、「ll」「ss」などの同鍵連打を除いて Top 116 まで指連を回避できた。(117位は eu のペア。)



23/10/29 追記
色々考慮して右手のgdkの並び変えたりしたよ。決定版だよ ↓

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