猛暑日に思う 脱スーツのススメ
今現在の仕事は私服OKなので、当然スーツを着ることはなくラフでカジュアルなユニクロで買った服を着ている。
これまでの人生、スーツ着用が義務という仕事に何回か就いたことがある。
結論40を過ぎた今、スーツは好まずむしろスーツ着用が義務な会社は避け、私服OKという仕事しか選ぶ気がなくなってしまった。
今の仕事も色々な条件の内、私服OKというのが決め手にもなっているくらいだ。
大体スーツというのは日本の気候にあまりにも合っていなさすぎる。夏は暑苦しいし冬は温かくもない。
これを書いている今日、気温は35度を超えて猛暑日だ。
こんな時にジャケットを着るとかネクタイを締めるとか狂気の沙汰だと思っている。
昨今はクールビズも浸透しているからジャケット不要という職場も多いだろう。半袖ワイシャツ可でネクタイも不要というところも少なくない。とはいえ、スラックスはどうしようもない。黒だの紺だの熱を全力で吸収するようなものを着るのはあまりにもしんどい。
クールビズは9月までだったりするが、9月はまだまだ暑い。
真夏だろうが、重要な商談や謝罪、TPOによってはフル装備で臨まなければならない。なんでこんな服装がビジネスにおいて浸透してしまったのだろうか…。
冬は冬でジャケットを着てネクタイを締めても胸元がスカスカなので寒い。マフラーしてコートを着て、人によってはダウンのベストをジャケットの下に着込んだりもするだろう。厚手のタイツをはいたりもする。
やはりスーツは全然温かくないのである。
外回りの営業をしていたこともあるが、妙に着ぶくれしていた記憶の印象が強い。
なんでもかんでも合理的合理的と言うのは、それはそれで味気ないかもしれない。
もちろんカチッとした雰囲気も出せるし、商談相手に信頼感を与える等メリットは当然大きい。
でも私にはデメリットの方が大きいのだ。
メリットの方が大きいという人もいるだろうし、スーツが好きだという人もいるだろう。
なので誤解の無いように言っておくが、別にそういった人たちの人格を否定したいわけではなく、嫌気が差して脱スーツした男もいるという話をさせて頂きたい。
あくまで個人の考えであることをご承知おき頂ければ幸いだ。
さて、まだまだ続くデメリット。
洗濯するにもクリーニング代がかかるし、真夏なんかはこまめにジャケットもスラックスも洗いたい。
スーツ時代の私はクリーニングに出す・受け取る・費用の不都合さに嫌気が差し、ウォッシャブルスーツ、形状記憶ワイシャツを揃え、自宅で洗濯していた。
スーツ専用のネットも購入した。それに包んで洗えば型崩れもしない。
クリーニング代は本当に馬鹿にならないので、まあこのチョイスはおすすめ出来ると思う。
今仕事で着ている服は、夏は概ねユニクロで買ったものが多い。上も下も通気性が良く、ストレッチ生地なので非常に動きやすい。
冬はモンベルで買った温かくもやはりストレッチで動きやすいズボンや、薄くて軽いのに温かいフリースなどなど。
冬は山のモノが本当に重宝する。少しお高いが長持ちもするし、機能的で洗濯も容易だ。
35度を超える猛暑日に遭遇して、こんな時もスーツを着て仕事していた日々を思い出した。
脱スーツして良かったなぁと。あれは本当に体に悪い…。
アロハシャツとハーフパンツで商談や謝罪出来る世の中になって欲しいものだ。
夏がもっと灼熱になったら…。冬がより凍えるような寒さになったら…。
人はきっとあっさりスーツを捨てるのではないかと思う。
下記はおまけ。私が思うスーツのメリット・デメリットである。
メリット
見た目がシュッとしてカッコいい
相手に信頼感を与えられる
こだわりどころが多い
デメリット
夏は暑く冬は寒いという盆地みたいな性質
動きづらい
スーツの値段が高い
スーツに合わせなければならないものが多い
ワイシャツ・ネクタイ・時計・肌着・靴などなど
それらの洗濯が面倒くさいしコストが高い
スーツの生地が傷みやすいのでリュック背負いづらい
汚れに神経使う
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