これが世界の秘密ってやつか

ラムネを食べると床屋を思い出す。
多分子どもの頃に通っていた床屋のおじさんがラムネをくれたからと思う。はっきりとは覚えていないけど何かしらは貰っていた記憶があるのでラムネで床屋を思い出すということはラムネを貰っていたのだろう
けどハッキリ覚えているのはその床屋からもらっていたのは「フィリックス・ザ・キャット」のコーラガム。
あの包み紙の裏にあみだくじみたいなやつが書かれていて当たり付きで二つに半分こにもできる10円の割には色々と詰め込んでくれる凄く甘いガム
貰っていたとしたらあのガム。ラムネは貰っていない。
じゃあなんでラムネで昔通っていた床屋を思い出すのか。
答えは分かり切っている。あの床屋で髪を切られると同時に記憶をすり替えられていたのだ。
そう、あの床屋はカルト的な力を持っていて子どもにラムネを貰える床屋としての記憶を埋め込み客足を増やそうとしていたのだ。
カルト床屋、略してカル床屋
そして実際食べるのはコーラガム。このコーラガムで混乱が起きない様に子どもを制御する。


今思うと不思議なことだらけだった。髪を切るのにクソ時間がかかっていた記憶がある。昼頃に髪を切りに行ったのに帰る時には外が暗くなっている。それはお客の数が多かったという理由もあるけれどあの萎びた床屋に人が集まる理由も分からない。きっと床屋の親父がカルト教団の長で髪を切らずに説法をしていたに違いない。
だから僕の髪を切るのに時間がかかっていたのだ。
小学生の頃、僕は野球をしており坊主頭で過ごしていた。だけど実際の髪質はかなり固く天然でボンバーヘアーのような髪型をしていた。しかし坊主頭になることで床屋にも行かなくなり家で坊主頭にして中学卒業まで床屋にはいかなくなっていた。
そして高校に入ると同時に髪を伸ばし始めたが驚くことに僕の髪質はサラサラになっていたのだ。
考えられることは一つ。あの床屋のもう一つの目的は僕の髪質を固くすることだったのだ。
あの床屋に行っていたら僕の髪は一生ボンバーヘアーで髪を伸ばすとそのまま頭上で広がりユグドラシルのような髪になっていたはず。
そのユグドラシルに床屋の親父が求めていた世界の秘密があったのだと思う。
そしてその秘密は今でも僕の髪の中に…
僕が再びボンバーヘアーにならなければ開かれない新たな世界。
実を言うとパーマをかけようと思っていたが世界の秘密を漏洩させないように今後の髪型には慎重になっていこう

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