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こんまりに従ったら人生がときめいた
最近読んだ本に唐突に「こんまり」が出てきたので思い出したついでに書いてみる。
意外に思われるかもしれないが、20歳頃までとんでもねえ汚部屋に住んでいた(全力で意外であってほしい)。
どのレベルの汚さかと言うと、一人暮らしをしていた姉が帰省する度に
「足の踏み場もない部屋って実在するんだね」
「何か培養しているの?!(あちこちに散乱したふわふわしたものが浮いたペットボトルを指差しながら)」
と言うレベル(頼むから意外であってくれ)。
そして姉曰く、「あるときから突然部屋がきれいになった」。
その「あるとき」が、今や世界的に活躍している片づけコンサルタント、近藤麻里恵さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」を読んだときなのである。
それは祖母からもらった本だった。
祖母はミーハーなところがありそのときトレンドになっている本をとりあえず買ってみたらしく、こんまり本の他に経済学者ドラッガーの解説本なども「読み終わったから」と一緒にくれた。
小さい頃から片付けが苦手。部屋にあらゆるものが散乱しているせいで大事なものをなくしたり忘れたり、そんな自分に嫌気がさしていたところで、(さらには別れた彼氏にすぐに新しい彼女ができていたことを知ってむしゃくしゃしており)「やってやんよ」と鼻息荒くこんまりメソッドに打ち込んだ。
こんまりメソッドとは単なる断捨離や収納術ではなく、「ときめくかどうか」でものを手放すかどうかを決める方法である。
こんまり®メソッドとは?
近藤麻理恵が提唱する
「片づけをすることで、人生を変える」メソッド。
特徴は、残すものを「ときめくかどうか」の基準で選ぶこと。
片づけを通して自分の内面をみつめ、自分が大切にしている価値観を知ることで、二度と散らからない家をキープできるだけではなく、キャリアや人間関係など、人生における全ての選択において大きな変革をもたらします。
(こんまり公式ホームページより)
これがもう、悔しいくらいにその通りで。こんまりすげえ。
今まで何度片付けてもリバウンドしてきた私が「ときめくかどうか」で物を見るようになってからサクサク物を手放せるようになった。持っている物が少なくなるにつれて、「あれどこやったっけ?」と物で溢れた部屋や鞄をごそごそやる不毛な時間も少なくなった。(片付け自体は今も苦手で、物が増えるとすぐに散らかるので、その度にこんまりメソッドを実践している)
部屋がすっきりすると気持ちがいい。小さな成功体験だけど、「ときめくかどうか」で判断するの気持ちいいな!と病みつきになり、こんまりに出会って以降の人生は割とすっきりはっきり、ときめくものに向かって歩んでいる。
いろんなことに足を突っ込んで後で後悔することも多々あったけれど、「そのときはときめいたんだもん」という、自分がその行動を選んだ理由がはっきりしているので、「じゃあしょうがないよね〜次は気をつけよ」と自分を慰められる。
もちろん「ときめかないけどやるしかない」ということも出てくるが、自分の行動指針として「ときめかないことはしたくない→やるからにはときめきをもって取り組む」というルールが構築され、なんとかときめく努力をすることにしている。
直感的なときめきを大事にしつつ、意志を持ってときめきを見つけることも大事だと思っている。ときめきは意志。
ちなみにafterこんまりで自分史上最大のモテ期が訪れ、勢いに乗って一目惚れした上司に「you最高にときめくから結婚しよ!」と言って結婚したので、こんまりはマジで恩人。マジ師匠。しかも素晴らしいことに夫は片付けがめちゃくちゃ得意である。
なお、私はこんまりの本を一冊、一回だけしか読んでいない。もしかしたらものすごく適当なことを書いているかもしれない。
本当にこんまりのことを知りたい人は、本なり動画コンテンツなりを調べてみてください。
(完)
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