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マイクの購入と設置

一般的に宅録で購入するであろうマイクとしては、ダイナミックマイクコンデンサマイクがある。まずはこの違いとどっちの方がいいパターンなのか、を考えてみよう。

メーカーが準備してくれているオールインワンパッケージを購入する場合


こういう各メーカーが用意してくれてる便利パッケージ

もうこれが一番いい。基本的にオールインワンパッケージだとコンデンサマイクが付属しているので、まずはコンデンサマイクを使うのがもう大正解と思って、壊れるまで使い倒そう。

コンデンサマイクを買う!

コンデンサマイクというのは、オーディオインターフェイスに「48V」ってランプなりボタンがついていないと使用できない。もしくは「ファンタム電源」これは絶対に確認しておかないといけない。


こんな感じで48Vってあればオッケー

というわけで、使用できるインターフェイスを使っている人、コンデンサマイクは少しの音量でもめちゃくちゃ音を拾うマイクで、エアコンの音なんかも拾っちゃうし、部屋から跳ね返る自分の声とかも拾ってしまうほど敏感なマイクと覚えておきましょう。

コンデンサマイクを使う時に注意しないといけないのが、マイクの場所。壁の目の前やパソコンモニターの正面とかに設置すると、声がそこに反射して戻ってくる音まで拾ってしまうので、敏感だからこそ音質がメタメタになってしまう。

壁一面にいきなり施工なんてやりはしないと思うので、せめて部屋の角に向かって設置したい。これならまっすぐ音が反射しないので、多少マシになる。あと、その角に音が反射しづらい布をかけておくなどの、家庭内でできる範囲でいいから簡単な工夫を行うようにしましょうぞ。

ダイナミックという言葉の響き、よくね?

ダイナミックマイクというのは今までの人生で大体の人が触れてきている。カラオケのマイクとも言えるし、イベントで司会者さんが持っているハンドマイクでもあり、コンサートやライブで使われるマイクでもある。つまり、圧倒的に「普通に生活している人にとって慣れている」マイクなのだ。

コンデンサマイクほど敏感ではないので、家で大声出せる人にはとてもあっているし、部屋の中の配置などでそこまで悩む必要はない。

48V(ファンタム電源)も不要であり壊れにくいので一本は持っておきたいと言える。とはいえ、これはこれで宅録であれば注意が必要になる。

オーディオインターフェイスにそこそこのパワーが必要なのと、声を大きめに出す必要があるのだ。

一例としてこれ使うのは良いと伝えたい

実際問題、声を録音する基本はちゃんと声を出すことになるので、そういう意味ではダイナミックマイクこそがベストチョイス!な人が多いのだが、家庭環境によっては大きな声が流石に出せない人もいるはず。そういう人たちにとってはダイナミックマイクはちょっとお勧めしづらい。というのも、ダイナミックマイクで小さめの声を録音するには上述の通りオーディオインターフェイスにパワーが必要なのだ。

大きな声をちゃんと出して、クオリティの高い発声ができるならマジでダイナミックマイクにしておきなはれ、といえるけどそうじゃない人はコンデンサマイクの方が無難ということになる。

どちらが良いというわけではないのよね

どっちつかずなことを言うと、それぞれ別の仕組みで動作しているのでどちらが良いと言うわけではなく、違うもの、と考えておこう。そして、どっちを選んでもちゃんと録音できる。なので、悩みすぎる必要はないので、手の届く範囲で好きなものをひとまず購入してみれば良い。

スタジオでちゃんとした機材で録音するわけではないと考えると、マイクの個体差でそこまで大きく音質に差は出ない。どっちかっていうと、発声・防音・録音知識の方が品質に影響するのだから。

教える立場なのでできる限りはワークショップなどで教えた内容を説明していこうかなと。地方の人やワークショップに事情があって参加できない人たちへのサポートが今後もやっていければと思っています。