迷作はクソゲーではない~ラジアータストーリーズ~
かつてクソゲーと呼ばれたラジアータストーリーズというゲームがある。
僕は正直に言えば、その世間がクソと呼んでいるゲームが割と好きである。
あのゲームの特徴は
登場人物のほとんどを仲間に出来るのだ。
別にこれは良いとこではない。
例えばポケモンであれば、どのポケモンにも優秀なポイントが必ずあるものだが
ラジアータでは農民を仲間にしたところで農民であることに変わりはないのだからすぐ戦闘不能になる。
農民だけでラスボスを倒す農民一揆みたいな事もまぁ出来なくはないけど
したところで得られるのは満足感のみ。
で。
このゲームの何が良いかって、ぶっちゃけ雰囲気だけ。
絵本みたいなテクスチャに晴れ渡った空、清涼感のあるBGM…
正直それぐらいだが、逆にそこがよかったりもするのである。
人間の主人公と、異形のでっかいゴブリンと、美形の妖精と、戦乙女が青空の下でのんびりと走り回る。
良いじゃない、これだけで。
因みにこのゲームでは人間編、妖精編と途中でシナリオ分岐があり、上記のシチュエーションが可能なのは
妖精編なのだが、妖精編に進むとこれまで仲良くしてきた人間たちが容赦なく襲ってくるのだ。
しかも何かイベントが発生するわけでもなく、フィールドで問答無用で襲ってきて倒したら消える
なんていう雑魚敵扱いになるのだ。それもあってクソゲー認定されていると思うのだが。
今このラジアータストーリーズを皆にやってくれ、なんて事は言わない。
だけどラジアータの世界観やそれぞれの信念はそれなりにしっかりと作られているので
どうかwikiだけでも見てやってはくれないだろうか。