FGOの感想

このゲームを遊び始めて5年が経つ。
僕はサービス開始ほぼ直後勢なのでこのゲームの渋い所から熱い所まで一通り知っている。

因みに、僕はFGOを始めるまでタイガーころしあむ、並びにアッパーしかプレイした事が無かった上に
その知識しかなかった。
なんでそれ…?って言われると「絵柄が可愛かった」から。

このゲームを始めてから浅く広くではあるがFateの知識を身に着ける事が出来たし
HFの映画もとっても楽しめた。そこに関してはFGOには本当に感謝である。
Fateに触れる機会を僕にくれてありがとう。
因みに僕の好きなFate作品はEXTRA-CCCだぞ、何故ならイメエポのゲームだからだ。

「イメエポ」って単語が僕の記事で出るとイメエポ並びにStudeoBBへのラブレターにしかならないので
控えめに愛してますとだけ書いておく。
控えて愛してるので控えなかったらヤバい。

で。

このゲームのシステムとして
真名隠し
というシステムが存在する。

Fateの世界において自分の名を晒す事は弱点を晒すのと同じ。
なので基本的に役職で呼んだりする(セイバーとかアーチャーとか)のだが、
FGOは多分「ソシャゲなので」という理由で基本的にキャラクターの名前を最初から晒している。

何で名前が弱点になるんだ、というと
基本的に主人公の仲間になってくれるサーヴァント達は神話や昔話の偉人たちな訳だが
そういった伝承から来てる人たちは基本的に何が苦手とかが明記されちゃってるので弱点になる、というわけである。
(極端な例で言えばアキレウスだったらアキレス腱が弱点になる、とか)

このゲームは現在第1部、1.5部、第2部の3部構成となっているのだが
1.5部の主要サーヴァントは基本的にその真名隠しシステムが使われて話が進んでいった。

ぶっちゃけ。

普通にクソ必要ない機能だったなぁ…と。
え、感想ってまさかその感想!?

そうだよ。

全マスターが一丸となって倒したラスボスの事でもないし
 ┗ラストダンジョン実装と同時にレイドバトルが開催された。
  第一部は2017年という新たな年を迎えようと奮闘する話で、ラスダンの実装も2016年末。
  リアルタイムで皆が世界を救わんとしてゲソを狩りまくった

名古屋で開催されたオフラインイベント、FGO冬まつりの事でも

物語の方向性が一気に変化した2部第五章の事でも
 ┗プレイヤーにとっては、あんな人やこんな人が出てきておったまげた


そのどれでもない。
真名隠しとかいう死んだシステムについての感想である。

何で死んだって言いきれるかというと

1:2部が配信されてからのここ1、2年真名隠しシステムが使われてるサーヴァントが出てない。
2:2020年夏イベを遊ぶにあたって記載されていた真名隠しされてるサーヴァントの名前も出てくるから気を付けてね、という「運営疲れちゃいました」宣言ともとれる注意書き

このシステム、プランナー、あるいはスクリプター泣かせのシステムなのである。

基本的にソシャゲの作りとして
会話データをどこにいれるか、どのBGMを挟むか、どこで戦闘させるか
というのは大抵上記どちらかの人達がやる仕事なのだが

このシステムがある事によって、そのキャラが出てくる話をクリアした人としてない人とで
話の内容や選択肢の内容、選択肢からの分岐の展開をそれぞれ作る必要があるのだ。

考えるだけでも普通にクソ面倒。

まぁそもそも1.5部が配信されてからもうある程度年月も経ってるんだし
皆Twitterとかで名前知っちゃってるんでしょ、みたいに運営が判断したのかもだけど。

物語的には面白い試みだけどイベントは「イベント」なのでもう最初から表記させよう
っていう流れが必要だったかもしれんよね…

いや、凄いことだけどね。

このゲーム、多分1個イベント作るのにも凄い時間かけてるし。

おそらく、本当にいろんな雑学がないと作れないゲームなんだろうなぁって。

requiemコラボのクソクソ人狼もどきオナニーみたいな不評イベ作るとこの手のゲームは非常によく燃えてしまうので
ゲーム作りってマジでデリケートなもんだよなぁ…

と、改めて考えたり反面教師にしたりした。