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長所と短所のお話

普通の人が普通にできることをできるようになりたいと苦しくなったことがある。今もたまに苦しくなる。
でも、その普通とは何なのか、普通の人ってどんな人なのか。
普通を追いかければ追いかけるほど普通がわからなくなったりする。

よくみてみると、普通の人なんていなくて、みんな少しづつ変わっていて、そんなところが良いところでそんな所が悪いところだったりする。
それがわかっていても悲しくなる。苦しくなる。
みんなの違うところは大好きなのに、嫌いになれないのに、自分の違うところは、すごく嫌で、たまらなく苦しくなる。
「みんなちがってみんないい」とか「十人十色」とか、昔から聞き覚えのある言葉で、理解出来てたはずなのに、何故だか自分だけいい所より悪いところの方が目立ってるように感じる。そんな日もある。

どんな人にも長所と短所がある。
長所と短所は表裏一体で使い方によれば長所は短所に、短所は長所になる。
私は、長所が長所に見えて、短所が長所に見える割合が多くなるように過ごしたい。
短所を短所だと感じるのが、短ければ短いほどいい。

わたしの性格や癖はきっとカードみたいに出し入れできて、わたしはそれを上手に使いこなせるようにならなきゃいけない。長所が長所にみえて、短所も長所にみえるように。

その出し入れが上手な人はきっと素敵な人なのだろう。

だけれども、そんなこと毎日毎秒できる気がしないから、そんなときは、短所カードをすっと戻してくれたり、短所カードを素敵だと言ってくれたり、そういうことがあってもいいと思う。
そんな瞬間があることが、きっと1番素敵だろう。

生きることは楽しいし、生きることは苦しい。
苦しいが楽しいを超えてしまわないように、私はわたしを助けたい。
自分を嫌いなときより、自分が好きなときの方が多いように、そんな生き方がしたい。

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