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カリブ海の青さより、ジョークを飛ばすメキシコ人の笑顔の方が美しかった話

ここ北海道では、晴れた日は山が綺麗にみえる。橋の上で足を止めて写真を撮る人をよくみかける。そういう人々を見るたびに「あなたもそっち側の人間ですか…」と置いていかれた気持ちになる。そっち側、とは”自然の美しさが分かる側”という意味だ。私には本当に自然を慈しむ心がない。

例えば旅行は海や山などの自然遺産的なものより、遺跡、建築、教会や礼拝堂、夜景、食べ物、など、人間がつくったものを目当てに行くことが多い。ここで思い出されるのが学生のときに行ったメキシコ旅行だ。

カンクンというビーチリゾートに行き、パラセーリングをしたときのこと。ボートに引っ張られパラシュートが空に向かってのぼっていくと、青とエメラルドグリーンのカリブ海を見下ろすことができた。さすがに絶景だなと思った。

ボートに戻ってきたとき、パラセーリングが意外と揺れたので友達は酔ってしまっていた。そのとき現地のガイドさんが「海に吐きな!あとはテキーラ飲めば治るから!」とメキシカンジョークをかましてきた。これはメキシコの鉄板ギャグなのだろうか。カリブ海の絶景以上のインパクトとその底抜けの明るさに友達と爆笑した。

海の美しさやカラフルな魚のことは忘れてしまったが、ガイドさんのしたり顔は今でも忘れられない。

💀🇲🇽🌞

人間好きが高じて私はいまコーチングをしている。コーチ仲間も人間の心に興味津々の人が多い。と同時に、人間が自然の一部であることを理解していて、そのエネルギーを享受している人が多いような気がするのだ。

いや、そんな大それたことだけじゃなく、歩いていて「山が綺麗だな」と感じることができる心を手に入れたいのだ。だって美しいと感じるものが多い方が生きていて楽しいだろうから。

きっと何かあるだろう、でも何があるかはわからないという"お楽しみをとっておいている"感覚でもある。焦らずにセンサーを開拓していきたい。


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