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医学の進歩に感謝している……けれども(対訳つきエッセイ)

8年ほど前に心臓ペースメーカー(以下PM)を入れた父は、つい先日そのPMのバッテリー(だけでなく本体もだけど)を交換する手術を受けた。1週間ほど入院して、その後はなんの問題もなく、退院したその日からピンシャンしている。
My Dad, who got the cardiac pace maker installed around eight years ago, took another surgery in order to change the battery for it the other day. After staying at the hospital for one week, he left the hospital as planned and is perfectly fine without any problem at all.

まったくもってありがたいことだ。医学の進歩。かつてはPMが電磁波の影響を受けやすいので携帯電話などをそばに置いてはいけないと言われたが、一応それがなくなったわけではないとはいえ最近のPMはかなり改善され、よほど近くに置かなければ大丈夫らしい。サイズもどんどん小さくなって目立たなくなっている。
Totally appreciable thing. The progress of medical science. It used to be said that cardiac pacemakers are prone to electric magnetic wave and it shouldn't be placed near cell phones etc. However, it has improved a lot and now there's no problem if it is not too close to them. The size is also getting smaller and not very conspicuous.


8年前の手術のころは、不整脈でなにかというと脈拍が40とかに落ちてしまい、そうなると歩いていても足が動かなくなるという。死を覚悟もしたらしい。だがPMを入れたらがぜん元気になった。もともとスポーツは嫌いな父なのでそれはやらないが、PMをいれると人によってはガンガン走ったり運動したりすることもできるようになって大喜びらしい。
Eight years ago before he got the first surgery, his heart rate often got down to even around forty, where he couldn't move his feet let alone walk. He even thought that he was going to die soon. But the pacemaker saved him. It made him totally fine. They say some people can enjoy playing sports after installing one (my dad doesn't like sports though.)

おまけに最近は、PMを遠隔モニターするシステムも開発されたらしい。一日一回、PMが正
おまけに最近は、PMを遠隔モニターするシステムも開発されたらしい(写真)。一日一回、PMが正常に動作しているかなどが自動でモニターされ、センターにデータが送られる。なにかあったら即連絡がとれるらしい。本当にありがたい。
What's more, the pacemaker remote monitoring system has developed. The pacemaker is monitored ones a day to see if it's working all right and the data is sent to the control center. If there's something wrong detected, immediately some actions will be done.

私自身も昨年、白内障の手術を受け、がぜん視界がクリアになった上に近眼まで改善してびっくり。ド近眼だったので常に手放せなかったコンタクトレンズや分厚い眼鏡を、今は外出時ぐらいしかしなくてすんでいる。日帰りの簡単な手術で保険も効き、ビンボな私でも払える金額。ありがたやありがたや。
I myself took a cataract surgery last year and now I've got much clearer eyesight, and to my surprise, even my nearsightedness has got better. I couldn't do without very strong glasses and contacts before, but now I don't have to use them except for when I go out. It was a very easy surgery and finished within one day, and reasonable priced with the insurance so that a poor person like me was able to afford. Great, isn't it?

という具合に、「医学の進歩」に恩恵を受け、とても感謝している…のだが。
Like this, I actually get great benefits from the progress of medical science, and am very grateful...however..

だが、私は現代医学に疑問を持っている部分も多々ある。というより、医学に対する「過信」とも言えるものに疑問を持っているのかもしれない。
I have a great question about the modern medicine on the other hand.Or, I might be able to say that I have a big question about relaying too much on it.

→「医療を過信して自分を信じない」に続く。

おまけ DeepLで逆翻訳した和文。

8年ほど前に心臓ペースメーカーを装着した父が、先日その電池交換のため再手術をしました。1週間ほど入院した後、予定通り退院し、全く問題なく元気に過ごしています。

まったくもって、医学の進歩というのはありがたいものだ。以前は、心臓ペースメーカーは電磁波の影響を受けやすいので、携帯電話などの近くに置いてはいけないと言われていましたが、今はかなり改善され、あまり近づけないようにすれば問題ないようですし、大きさも小さくなってきて、あまり目立ちません。

8年前、最初の手術を受ける前は、心拍数が40前後まで下がることもしばしばで、歩くことはおろか、足も動かせなかった。もうじき死ぬとまで思っていた。しかし、ペースメーカーが彼を救った。ペースメーカーのおかげで、すっかり元気になった。装着してスポーツを楽しめるようになった人もいるそうだ(父はスポーツが好きではないのだが)。

さらに、ペースメーカーの遠隔監視システムも発達している。ペースメーカーが正常に作動しているかどうかを1日1回モニターし、そのデータをコントロールセンターに送ります。もし、異常が見つかれば、即座に何らかの処置がとられます。

私自身、昨年白内障の手術を受けましたが、今ではかなり視界がクリアになり、驚いたことに近視も良くなっています。以前は非常に強いメガネやコンタクトがないとどうしようもなかったのですが、今は外出時以外は使わなくても大丈夫です。手術はとても簡単で1日で終わり、値段も保険を使って私のような貧乏人でも払えるようなリーズナブルな価格でした。 すごいでしょう?

このように、私は医学の進歩から大きな恩恵を受けており、とても感謝しているのですが......。

一方、現代医学については大きな疑問があります。あるいは、それに頼りすぎることに大きな疑問があるといってもいいかもしれません。



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