生徒によるSHRと教員の立場について
生徒によるSHR
今日からうちのクラスの教員志望の生徒二人に朝のHRを任せてみた。
二人はチャットへのレスポンスも良いし、しっかり話も聞ける。とても信頼することができる二人。
朝一で担任クラスのclassroomに連絡した内容にプラスして職員の打合せで生じた連絡事項とそれまでに入った欠席遅刻連絡を統合して二人の生徒のチャットルームに送信する。二人ともレスポンスが良いのですぐに👍マークがつく。
40分に年次室前に集合して最後の打合せをしてSHRに臨む。
同級生がやっていることもあってみんなよく聞いていた、出席のときも大きく返事もしていてとても感心。
今年度一年間、しっかり指導してきてよかったと思える瞬間だった。担任をはじめ学年の先生の姿を見て二人は教員を志してくれた。時間通りの登校や欠席時の連絡、最低限のことができないで生徒が多い中、しっかりできている生徒にあまり時間をかけてあげることができなかったのが今年度の心残り。ここ最近はレベルが高い子に刺さるような呼びかけもするようにしている。最低限のことを呼びかけてもそれを聞いているのはできる子たちだから。しっかり普段から頑張っている子には時間をかけてあげたい、そう思った一日だった。
教員の立場
教員はミクロとマクロの両方の視点から生徒を指導しないといけない存在だと思う。
ミクロ視点は生徒の視点、この生徒の現状や将来に思いをはせて寄り添いながら何がこの子にとって良いのかを考えなくてはいけない。一方で公立高校の教員は国が国民に実施する公教育の担い手である。つまりマクロ視点は国家を善くする人材を育成するという視点。どちらも大切。必ずしも国家を善くする人材が将来幸せになるとは限らない。だから絶えず考え続けて両方の交点、最適解を模索してながら働いていく必要がある。