人間とサルの手の違い
病院・訪問での経験からパーソナルトレーナー(オンライン)をしています。
今日は、身体の仕組みの例えではなく、コラム的です。
タイトル画像に載せましたが、あなたはサルとヒトの手の違いってご存知でしょうか?
先に答えからいいます。親指の発達具体が違うんです。
人の手は、他の4本の指の腹と、親指の腹がくっつくような動き
ができます。これによって、
つまむ・握るといった、
手の細かい動きがしやすくなっています。
あなたもできます?
なんでこんなこと書いているかというと、これ、
人間だったら自然とできるというより、
子供時代からの発育過程で、
手先をしっかり使うことでできあがっていくんです。
例えば、
鉄棒を握るとか。
積み木・ビー玉みたいな小さいものをつまんだりとか。
僕が今月から、ある中学校の支援員(教員ではなく、授業についていきにくい生徒のサポート)として中学生と関わっているのですが、
手の発達が十分でない人が意外に多いんです。
僕は理学療法士を目指しての学生時代に、
このような手になるのは「神経の障害を負った時」と学びましたが、
中学生だと、神経の問題というよりは、発達の問題です。
それが全ての原因とは言いませんが、
手先の未発達→ペンを持ちにくい・ノートを作るのに時間かかる・疲れる(発達してる子に比べ、余計な力が入る・不器用な感じになる)
→授業についていきにくい→勉強嫌になる
→授業聞かない→先生に指導される→益々嫌になる
みたいな悪循環がとても心配です。
以下の本に、具体的な対応(遊びで身につける!)はありますので、ご参考まで。
遊んでいるうちに手先が器用になる!発達障害の子の指遊び・手遊び・腕遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう3 (健康ライブラリー)
※タイトル画像は、新潟臨港病院さんからお借りしました。
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