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アニメ感想/アニメ感想文note

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私が観た新旧アニメの感想文です。
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2024年5月の記事一覧

067 2024年春アニメ、終盤前評価

響け!ユーフォニアム3  キャラデザが正統派美少女の点では私の好みから外れるのですが、不穏なドラマという点で私の好みです。今季が終わったら第一期から見直そうと思ってます。 終末トレインどこへいく?  もう(作劇的に)何をやっても私は許します。結局何がテーマなのか、それがどう奇天烈な世界観に表現されるか、結末が楽しみです。 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF  物語の(大)嘘は「賢狼ホロ」だけで、その世界観は貨幣経済の黎明期。アニメに

064『ガールズバンドクライ』第8話「もしも君が泣くならば」、感想

 前回、バンド名は新川崎(仮)のままだけど五人編成になって暫く経っているみたいでやっと気づいたのは、ガルクラは仁菜ちゃんと桃香さんの物語だということ。五人での初ライブも、初期の知っちゃかめっちゃかも前回やんなかったから。だから仁菜ちゃんが挑発して終わった前回、桃香さんがどう答える/応えるかが見所と気づくべきでした。  だからOP直後前は前回直後、帰りの車の中。そこでの冷戦は打ち上げで寄ったファミレスフードコートでの言い合いに発展するんだけど、視聴者の私はいつもの言い合いと、微

061『ガールズバンドクライ』第7話「名前をつけてやる」、感想

 確かにガルクラは、仁菜は変わった。新川崎(仮)のTシャツを売るなんてまるでぼざろだし、智ちゃんにそのバンド名を批判されたらバンド名のための作戦会議なんて、その年齢の女の子相応の、初々しい可愛らしさ。幸せな高校時代はこんな風だったんだろうなと想像できる仁菜ちゃんの表情、仕草でした。  また今回は会話回でもありました。仁菜ちゃんのお姉さんが妹のアパートに来て、妹が都会に出た理由を(視聴者に)明かしてくれました。私も仁菜の父親、何らかの有力者だろうと想像してました。そこは少しかす

051『ガールズバンドクライ』第4話「感謝(驚)」、感想

 やっと録画済みを視聴。アバンの仁菜の浮かれ描写の後、OPを挟んだ後の本編は、一見してすばるちゃんが主役の話。でも桃香さんからダイヤモンドダストのことを聞き出したことも併せ、仁菜ちゃんがバンド仲間の二人の境遇を詳しく知った回でもあって。もっともすばるちゃんに関してはおばあちゃんとの関係を本人を目の当たりにして知ったけど、桃香さんからは通り一遍のことしか聞き出せなかった。  しかしすばるちゃんのおばあさん、当初私が想定してたより、深くトゲアリトゲナシに関わってきそう。長年芸能界

053『ガールズバンドクライ』第5話「歌声よおこれ」、感想

 今回はまずぼざろでもネタにしてたライブハウスのチケットのノルマ制について。詳しくはラフィータフィーの「ライブ・ハウス」で忌野清志郎が歌ってること。私は一応その歌を知る前から知ってたけど、バンド活動はなるほど大変だと思った点です。  しかし驚くのは計算された作劇であり物語の展開のはずだけど、最終的に新川崎(仮)のライブハウスデビューに至るまでの展開の見事さ。それはダイヤモンドダストとその代名詞ともいえる楽曲「空の箱」に関してのこと。仁菜ちゃんが初めて路上で桃香さんとセッション