息子と相撲を300回とったら分かった事
以前の記事で『息子と相撲を160回とって感じたこと』というのを書きました。
https://note.com/ohshima3/n/nc62c0ee2ac4b
あれから、コツコツと息子と相撲を取り続け、気づけば300回を数えるようになりました。
息子と自身の変化について書き残しておきたいと思います。
父:37歳、息子:4歳8ヶ月です。
■息子の変化
・たくましくなってきた。
・力士の名前と顔が一致しはじめた。
・漢字が読めるようになってきた。
・「初日が出る」「土がつく」など会話の中で、生意気にも慣用句を使うようになってきた。
・星取り表が読める。
・クイズにもハマっているので、大相撲クイズを出してくれと家族にせがむようになった。
・相撲取りの特徴を真似して、相撲を取るようになった。
・「今日5番取りたい」「今何番取った?」と数字で捉える事が
増えている。
・力士の出身地を、地図などで確認。地理にも少しずつ明るくなってきている。
■私の変化
・力士に関する新聞記事をスクラップするようになった
・相撲に関する書籍に目を通すようになった
・大相撲ノートを作り、勉強したことをメモするようになった
・天龍源一郎さんが元力士だと知ったこと
・大相撲に関する記事に無条件に反応するようになった。
・無性に相撲グッズが欲しくなってきている
とまあこんな感じでございます。
私がもし、相撲に興味がないからと、息子の好奇心を伸ばす方向に
アクションを取ってなかったとしたら。
どうなっていたのでしょうか。
それはよく分かりません笑
けど、相撲というジャンルを通じて、息子共々世事に明るくなっていることは事実。
特に私に起きた変化が大きかったと感じていまして、図書館の本を片っ端から借りているのは、小学校時代に「釣り」にハマって棚の本を読破した時以来です。
大人になってから全く興味がなかった分野への関心が強まって、勉強を開始すると、
自分の中に新しい引き出しができた気がして、新鮮な気持ちになれます。
少し堅い話になりますが、世の中の親御さんの中には、早期教育に力を入れている方も多いと思います。
英語だったり、ひらがなの読み書き、計算、様々な知育、などなど。
少しでも賢くなって、豊かな人生を切り開いてほしい。
これは、全ての親に共通する願いだと思います。
でも、一方で、子どもの健やかな成長を願うなら、親の都合を押し付けても、あまり意味はないのではないかとも思うわけです。
なんとなくですが、子どもの個性を伸ばす、子どもの好きを見つけるということに
伴走しているように見えて、実態は、やってほしいこと、親の期待に応えさせることに躍起になっている親御さんも多いのではないかと思うんです。
できないことができるようになることは素晴らしい事だと思います。幼いころから努力の大変さを実感し、自分を磨くこともかけがえのない経験です。
しかし、もっと大切なのは、子どもが心底夢中になれることに伴走して、そこを伸ばす後押しをしていくことではないかと。
尊敬する伯父に「意志なきところに行動なし」というシンプルだけど重たい言葉をもらったことがあります。子どもを見ていると、本当にその通りだと思います。やりたいことには、真剣に向き合い、やりたくないことには気が乗らずぐずる。
もちろん、人生には色んな能力が必要ですから、やりたいことだけやっていればいいというわけではありません。やるべきことを積み重ねることも大変有益です。
けど、やりたいことを徹底的に突き詰める中で、やりたくないことさえも上手くやる方法が会得できちゃうのではないかと子ども達を見ていて、思うんです。
一芸に秀でるものは多芸に秀でるというか。
特に義務教育が始まる6~7歳までは、フルパワーでやりたいことを好きなだけやらせておいても遅くはないんじゃないかと思うんです。
自分の人生を振り返っても、割と親の期待に応えることに注力して生きてきました。おかげでそこそこ勉強もできたしw、運動や音楽も人並みにできるという自負はあります。実はバイオリンが弾けるなんてのは、本当に母親に感謝です。これはひとえに親が環境を用意してくれた賜物だと思います。
そこは感謝をしています。
ただ、やりたいことを徹底的にやりぬく中で、副産物的に様々なことが理解できることもあるのではないかと。1科目を磨くことで、結局5教科できるようになってしまうと思うのです。
例えば、子どもがたいこを叩くことにハマってしまったとします。
たいこに徹底的にハマる中で、集中力がつき、仲間が増え、関連書籍を読み、たいこを自ら作り、研究ノートを書き、プロのたいこに触れ・・・などなど。たいこがきっかけとなって、結果様々なことができるようになる。
これはこれで、素晴しいことだと思いませんか?
同じようなことをつらつらと書いてしまいました。
要するに何が言いたいか?
俗っぽいことを言いますが、好きなことに打ち込む事こそ、本人も周りも幸せになる一番の”就活”ではないかとということなんです。
とりあえず、1000番取り終えたらまたレポートしたいと思います。
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