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22年9月11日 その5497『逢坂誠二の徒然日記』(7194)

函館の朝、空全体に雲が広がっていますが、東は青空が見えます。

これから日が昇ります。

気温18度、日中は24度の見込みです。

昨夜は、満月を見てから床に入りました。


1)物価高対策

政府が一昨日、物価高対策を決めました。

主な内容は以下です。

*住民税非課税世帯に1世帯当たり5万円給付

*ガソリン価格への補助金を年末まで延長

*輸入小麦の売り渡し価格を据え置き

*飼料価格高騰分の補填を拡大

*地方創生臨時交付金に6千億円の新たな枠を創設


物価高対策は、私たちも参院選の中でも訴えており、実施は当然のことです。

しかし決断が遅すぎます。

また多額の支出を伴いますが、国会の審議をせず予備費を充てることになります。

これは財政民主主義の観点から大きな問題です。

安倍政権以降、国会軽視が続きます。

補正予算を編成し、国会で審議をして決めなければなりません。


またガソリン価格への支援は一定程度理解できますが、

やはりどの時点で終了するのかも明確にしなければなりません。

漫然と続けると富裕層にも恩恵が及ぶことになりますので、

困窮する方々、家庭、事業者への支援に切り替えなければなりません。


2)買う力を高める

日本はGDPは世界3位、経済大国と言われます。

しかし昨年の日本国民1人当たりGDPの世界28位です。

以下が昨年の順位です。


1位:ルクセンブルク( 136,701米ドル)

5位:シンガポール(72,795米ドル)

6位:アメリカ(69,231米ドル)

18位:ドイツ( 50,795米ドル)

20位:香港(49,727米ドル)

25位:マカオ(43,772米ドル)

28位:日本( 39,340米ドル)


1位のルクセンブルクは、日本の約3.5倍のGDPなのです。


日本の賃金の推移を、1990年から見ると.

多少の上がり下がりはありますがほぼ横ばい状態です。


1990年からの30年間、日本の賃金は、一貫して OECD平均を下回っています。


1990年の賃金

日本:36,739米ドル

韓国:22,672米ドル

OECD平均:38,056米ドル


OECD平均も韓国もこの間、賃金は上がっています。


2013年の賃金

日本:37,769米ドル

韓国:38,243米ドル

OECD平均:47,179米ドル


OECDの集計によれば、2013年に日本の賃金は韓国に逆転されました。

その後も韓国、OECDも賃金の上昇が続いています。


その結果、2020年の賃金は以下です。

日本:38194米ドル

韓国:44,547米ドル

OECD平均:50,988米ドル


日本は経済大国と言われていますが、個人に着目すると、決して富裕とは言えない状態です。

さらに持てる人、持たざる人がおり、個人間の差異も重要な着目点です。

国全体のGDPの増大も重要な視点ですが、

日本では個人のものを買う力をいかに高めるかが重要だと私は考えています。


*可能な企業は賃金を上げる

*個人の税を下げる

*家賃、教育などの負担を下げる

*低所得者への給付を行う


これらを行うことで、個人の買う力を高め経済を刺激する必要があります。

増加した所得を消費にまわす割合(限界消費性向)の高い方々、

例えば子育て世代や低所得者などの、買う力を高めると経済的には有効です。


今日は日の出を眺めつつ、ふくらはぎに配慮して散歩に行きます。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2022.9.11==

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