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【アーカイブ映像】脱劇場の系譜をたずねるリサーチ・プロジェクト ゲストトーク#1 池田一

「脱劇場の系譜をたずねるリサーチ・プロジェクト」は、表象文化研究所の三枝泰之(崇城大学名誉教授)と、舞台演出家の小林遼、ドラマトゥルクの阿部健一らが2023年から取り組んでいる「劇場の外側での実演芸術(=脱劇場)」のこれまでをふりかえるリサーチ活動です。上記の3名を中心に定期的に有志で集まり、文献のレビューや、先駆的な活動を行った実践家へのインタビューなどを重ねてきました。三枝が1980年代以降の舞踏やパフォーマンスアートとのつながりを持っていたことから、狭義の演劇よりも視野を広げて「尋ねる/訪ねる」活動を試みてきました。

そうしたなかで企画した初めての公開イベントが、ゲストトーク#1 池田一Ikeda Ichiです。1960年代末、演劇の演出からキャリアを出発し、その後は自身の身体や声をつかったパフォーマンスアーティスト、そして環境そのものと向き合うような大規模な野外アートを手がけていった池田氏を招き、氏のキャリアや思考を紐解きながら、「脱劇場」をどのように考えることができるのか検討する場づくりを試みました。
数十年ぶりに再開したという方から、今回はじめて池田氏を知ったという若い世代までが同居し、互いに出会う機会になったと思われます。また運営側としては、「我々、あるいはわたしは脱劇場ということばを何として捉えているのか」「そもそも劇場をどのように考えるのか」という核心的な問いを浮かび上がらせる機会にもなりました。

右から池田一氏、阿部、小林

本記事では、ゲストトークの記録映像を有料で公開します。当日都合が合わなかった方、ご関心を寄せてくださった方にご視聴いただけたらうれしく思います。収入は今後の活動資金に当てさせていただきます。
リサーチ・プロジェクトでは今後も有志のみ/公開の活動を織り交ぜて、活動を展開させていく予定です。ご関心のある方はご一報(ohricr@gmail.com)ください。

イベント概要

「脱劇場の系譜」をたずねるリサーチ・プロジェクト
ゲストトーク#1 池田一
聞き手:小林遼、阿部健一、三枝泰之

日時:2024年2月24日(土) 15:00〜17:30
会場 : アップタウン高円寺ギャラリー 杉並区高円寺南3-23-16-1F
※JR『高円寺駅』南口から徒歩9 分/地下鉄『新高円寺』駅から徒歩7分
※駐車場はございません。
料金:1,500 円(予約・当日ともに)

主催:表象文化研究所
協力:uni、小林企画
問い合わせ:ohricr@gmail.com

アーカイブ視聴料金

1,000円
*収入は今後の活動資金に当てさせていただきます。

購入すると視聴いただけるもの

①【映像】トーク本編のアーカイブ映像
*時間は1時間55分
*Zoomを活用した定点撮影のため画面が見にくい場面もございます。また、動画はトーク本編までとなっています。(客席との質疑応答は含んでおりません)

②【映像】「100mの水筏が南方に向かう日」記録映像(2007年)
*トーク用に池田氏がご提供くださった、氏の手がけたプロジェクト紹介動画のうちのひとつです。鹿児島県・枕崎でのプロジェクトで、現地の水産高校の生徒たちとともに100mの筏をつくって花渡川という河川を下ります。池田氏がどのように地域と関わりながら野外アートを展開してきたかをうかがうことのできる資料のひとつです。(トーク内でも再生しています)

③【映像】「不忍・緑・五景」記録映像(2012年)
*トーク用に池田氏がご提供くださった、氏の手がけたプロジェクト紹介動画のうちのひとつです。東京都で開催された「第29回全国都市緑化フェアTOKYO2012」の一環で、上野・不忍池を舞台に展開されたプロジェクトです。(トーク内でも再生しています)

参考

トーク開催前、表象文化研究所のFacebookでは池田氏の活動を貴重な写真とともに振り返ってゆく投稿をしています。合わせてご覧ください。(全4件)

<2/24ゲストトーク#1 池田一氏・作品紹介①> トークに向けて、ゲストの池田一氏が手掛けてきた作品の貴重な写真の一部をご紹介します! 1960年代後半、京都でベケットやイヨネスコを上演していた池田氏と氏の主宰する「円劇場」は、アング...

Posted by 表象文化研究所 on Thursday, February 15, 2024

また、池田一氏のWEBサイトではこれまでの活動が網羅されているほか、氏の書籍の販売も行っています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。

*視聴に関して不具合がありましたらご連絡ください。

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