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hires.fixで高画質化をかける方法

hires.fixは、Stable Diffusionで画像生成AIを使って、絵の破綻を防ぎつつ高解像度の画像を生成するためのとても便利な機能です 。hires.fixの使い方や設定項目について詳しく解説していきます。

Stable Diffusionってなに?と言う方はこちらの記事をご参考ください。

hires.fixとは?


hires.fixは、web UIのtxt2imgタブの下にある「Hires. fix」にチェックを入れると有効化できるオプションです。このオプションを使うと、以下の手順で高解像度の画像を生成できます 。

  • まず低解像度で画像を生成する。

  • 手順1の画像をアップスケーラーというアルゴリズムで拡大する。

  • 手順2の画像をimg2imgというモデルで詳細を追加する。

このように手順を分けることで、構図の破綻や画質の劣化を抑えつつ、高解像度の画像を生成することができます。例えば、一人だけのはずのキャラクターが複数人に分裂したり、背景がよくわからなくなったりすることが防げます。

hires.fixの使い方


hires.fixを使うには、まず「Hires. fix」にチェックを入れます。すると、以下の設定項目が出現します 。

  • Upscaler (アップスケーラー): 低解像度の元画像を拡大する際に用いるアルゴリズムの種類を指定します。10種類以上ありますが、それぞれ特徴や出力結果が異なるので個人で好みを探してみるのがいいでしょう。私はSwinlR4×を利用しています。

  • Hires steps :高解像度化する際のステップ数。ステップ数が多いほど緻密になりますが、時間もかかります。0にするとサンプリングステップ数と同じ値が適用されます。通常は「0」のままか、サンプリングステップ数よりも小さい値で大丈夫です。

  • Denoising strength (ノイズ除去度):アップスケーリングの元となる画像からどの程度ノイズ除去するか。この値を小さくするとアップスケール後に元画像とかけ離れた画像になりやすいです。逆に大きくすると元画像に忠実になりますが、滑らかすぎる場合もあります。0.6~0.7くらいがバランスが良くおすすめです。

  • Upscale by (アップスケール倍率):何倍に拡大するか。1.5~1.6倍くらいが無難です。あまりに大きすぎるとGPUのメモリ不足でエラーが出る場合があります。

これらの設定項目を調整したら、通常通りtxt2imgタブで画像生成を行います。生成された画像は高解像度化されています。

hires.fixを利用することで高画質化を簡単に行える

同じシード値でOFFとONの比較をしてみました。
OFFでは十分綺麗なイラストなのですがONの方は遠い背景、花、顔のディティールまで詳細に描き込まれている事が分かります。

hires.fixを使うともう無しではいられないほどの高性能な機能です。是非活用してみましょう。きっと更に生成が楽しくなるのは間違いないでしょう。

※この記事はBingチャットのサポートを受けながら書いています。
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