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牛乳と綿棒

コンビニで牛乳と綿棒を買った。店員は「ははーん、きっとこの人は捨てられた子猫を拾っていて、綿棒に温めた牛乳を染み込ませて飲ませるつもりなんだな!」と思ったかもしれないがそうではない。僕は牛乳を飲んで耳を掃除するのだ。

「事実は小説よりも奇なり」などというがそれはあくまでレアケース。大体の場合において、事実は特におもしろくもなんともない、ただただ素っ気ないものなのである。それがいい悪いとかそういうことでなく、事実はただそこにある。それだけなのだ。

僕は、牛乳を飲んで耳を掃除するのである。

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