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ギャップ〜青菜炒め〜

青菜炒めは美味しい。ただ美味しいというだけではなく、見た目からの美味しさの飛距離がすごい。実況が「大きい!大きい!」というくらいの飛距離がある。これは青菜炒めを食べるときに全員が思っていることだ。

「人はギャップに弱い生き物」などと言うが、たしかにそうだなと思う。ただ葉物の野菜を炒めただけの地味な一品が、食べてみるとこんなにも美味いなんて。完全に心奪われる。青菜炒めのことを考えると胸が苦しくなる。なんだか変な感じ。この気持ちって何なんだろう。

ギャップの例として古来から使われてきた「不良が捨て猫に餌をあげている」というイメージは、そろそろ時代に合わなくなっている。ステレオタイプないわゆる「不良」みたいな学生はもう絶滅寸前だろうし、猫を餌付けすることを快く思わない人も多いだろう。このシチュエーションはもはや「ギャップの例として聞くやつ」でしかないのである。モノマネでしか聞かないボヤッキーの声と同じだ。

ここで青菜炒めの出番である。次のギャップを担うのは青菜炒めだ。青菜炒めの時代がやってくるのだ。

いけいけ!青菜炒め!頑張れ!青菜炒め!かっ飛ばせ!青菜炒め!

私は、青菜炒めを応援します。

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