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もう住みたくはない

バスから自分が学生時代に住んでいたアパートが見えるとテンションが上がる。住んでいたのはもう15年以上前で外壁の色も当時とは変わってしまっているのだが、それでも懐かしさでぐっとくる。

家賃はそんなに安くないくせに入居時から換気扇のヒモが油でベトベトで、プロパンなのでガス代がバカ高く、上の階からたまに汚水が漏れてくるという今考えると最悪の部屋だったのだが、思い出補正でそんなに悪くなかったような気がしてくるから不思議だ。

もう一度住むかと言われたら絶対嫌だし、退去時に不動産屋のばあさんが「あんた、お笑いやろうとしてるんだって?先祖が反対してるからやめなさい」と言われたのを未だに根に持ってはいるが、それでもそう悪くなかった気がするのだ。

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