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これからWebライターとして活動するにあたって(エッセイ)

長らく更新できていなかった。というより、一切noteに手を付けていなかった。目の前にある仕事にかまけて、将来のために活動することができていなかった。

今回書いていくのは、そんな現状を憂いて筆を(というよりキーボードを)とった「私の思いの丈」、そのものである。

何故、私はwebライターを目指しているんだろう。

元々、私は小説書きだった。自分で物語を考え出し、形にしていく。それが一番の喜びで、得意技で、唯一の自己表現の方法だった。私は、文章以外で自分を表現する術を知らない。

本当は、小説家を目指していた。しかし、小説家で食べていくことは難しい。むしろ、「食べていく」ための出発点に立つことすらできないかもしれない。社会に出て、自分で生計を保たなければならない人間にとって、小説家を目指して全力投球するのは恐怖だった。

そんなとき、Webライターという仕事を知った。文章に関わることができて、参入のハードルは低い。自分が得意とする分野で、多少なりともお金を稼ぐことができるのだ。この事実は私にとって大きな魅力だった。

そうして、私はWebライターを職業にすることにした。その日々は楽しかった。

しかしある時から、書いている記事に疑問を持ち始めた。

どのサイトを見ても、同じような構成で、同じような情報を羅列した記事が並ぶ。私自身も、そんな記事を書いている。

面白くはあったがストレスもあった。

Webライターというものは、個を消すことを求められる。ビジネス的に最適な文章を書いて、平易な文章でなくてはならない。「当たり前だ」と思われるかもしれないが、この風習は私にとって少しモヤモヤするものだ。

おそらく、甘ったれたことなんだろう。それでも、私は私の理想を求めたいという気持ちがある。

勿論、今まで先人が作り上げたWebライティング法には異論はない。あくまでも、私が思う「書き方」にしっくりこないだけなのだ。使う必要がある仕事のときは、躊躇せず従来の方法に従うつもりである。

私の理想。それは、自分の文章におけるアイデンティティを保ちながら、Webライターとして活動していくこと。そして、「私の文章で食べていく」ことだ。

今の所、その理想に辿り着くための最善の方法は見つかっていない。自分のメディアを作っても、結局の所受け入れられなければ意味がない。

それでも、私はあきらめたくない。従来のWebライティング法を勉強しながら、自分自身の文章も磨いていこうと考えている。いつか来るチャンスをつかむためにも。

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