見出し画像

機能改善って?

実は本日のセッション記録です。
トレーナー育成に携わり、はや15年以上、自分でお店を運営し始め13年になります。機能改善という言い方は好きで無かったのですが、機能改善の記録です。

60代の女性で整骨院や有名整体院に通われていた方で、ご紹介を受けたのですが、非常にセッションが楽しい。

改善するところが多すぎて最初はどう手をつけようかと考えていたのですが、結局スタッフでも出来るかな?と考えていましたが、自分が担当しないといけないことに気付かされました。
当初、パーソナルトレーニングというシステムはフィットネスクラブでは筋肉ムキムキの人のためでは無くて、フィットネスのロイヤルカスタマー、もしくはヘビーユーザーの高齢者がメインの仕事でした。

当然、ストレッチのスキルはもちろん接遇に関しても敬語は最低限でどのくらい相手の身体の柔軟性や使い方を変化させることが出来るか?が課題でした。ですので、もともとあった機能を再現しようとすれば、運動の要素である重量負荷や筋力の負荷が必要だったり、バランスに関わる神経的な負荷が必要だったり、有酸素の要素でもあるミトコンドリアの活性が必要であったり、本当にそれぞれの生活リズムの中で最近忘れ去られていた運動神経を呼び起こす事で機能が回復することが出来るという現場でした。

さらに、その過程には身体の機能を理解する必要があり、いろいろな動きや柔軟性の獲得には手順もあれば、順序もあり、その整理がトレーナーに求められるスキルでした。
筋肉を付けるなんて見方をしなくても、使ってない部位や負担のかかっている部位を見抜くだけで効果が上がって、日常生活が送りやすくなり、喜んで頂ける事に今日は改めて気付かされました。

備忘録としては、右足の外反母趾による痛みの制限から、右足を使うことが出来なくなっており、床を踏むことがままならない環境だったので今日は右足を軸足で左の靴下を履くような動作を身につけて頂こうとするためのセッションを行いました。
まずは足の裏の感覚機能を改善するため裸足で感覚刺激と
バランストレーニング
バランスディスクとソフトギムボールを使ってのリズミックスタビリゼーション
スニーカーをしっかり履いての片足でのバランスコーディネーション
SLRや開脚でのROMチェック
股関節から曲げる四股やスプリットでのダイナミックストレッチ

改善まではクライアントのできた場所を理解してもらって、成功体験として持って帰って頂くことも非常に重要な要素です。
順番を理解してチェックとエクササイズで改善の段階がさらに理解して頂けると卒業までの道が早くなるかと思われます。
動画はまたちゃんと撮りまーす。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?