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移住のダンドリ(19) 家族会議、小さなDX

令和5年4月に引っ越しをするまでのロードマップです。
改め、令和5年3月25日までに引っ越しを完了するまでのロードマップです。

引っ越しまであと5日。

先週、夫と家族会議をした。

夫が「父さんって、なんかすごいオレに辛く当たるんだよね。なんでそんなにイライラするんだろう」と言うのである。

私は、その理由を知っている。
いや厳密に言うと憶測なんだけど、多分当たってると思うんだ。

私はこう言った。
「結局、煮え切らないのはあなただけだからだよ。みんなもう移住の決断をして、家業継続のつもりで動いているのに、あなただけがその腹がすわってない。いつ仕事辞めるんよ?義両親はきっと、ずっとあなたからの意思表明を待っているはず」

私がそう言うと夫はちょっと憮然とした表情で、「・・・そう言われるから誰にも相談できないんだよ」と呟いた。

なんだよ、それ。

「君が仕事を整理して制限してすぐに行動に移したし、子どもたちもそれぞれ知らない街で暮らすために頑張ってるのはわかってる。わかってるんだけど、なんかね・・・」

「いや、だから、そのモヤモヤしたのと向き合って、自分の腹が座らないのはなぜなのか、考えた方がいいよ」

「・・・そうね・・・オレはもう、ここ数日で考えたんだけど、年末までで仕事辞めようかとは思ってる」

「・・・初めて聞きましたけど」

「本当にここ数日で思っただけだから」

「・・・ならちゃんと自分でお父さんに言わないと。お父さんはもう、すぐ辞めると思ってるかもしれないよ」

そういう話をして、臨んだ義実家での家族会議。


やっぱり、私が思った通りだった。

義両親が引退するつもりの時期=私たちが継承する時期についての意識が全然違っていた。

夫が年内でと言った時、義父は「6月末じゃないのか」と言ったのだった。

そりゃ噛み合わないはずだわ。

半年も話の前提が違うのに、お互いが歩み寄って協働して何かを積み上げていくことは難しい。

今回、その前提をすり合わせることができたのは良かった。

いや、、、、ほんとに遅いけどな。

歳をとって頑迷さが出てきた人に「そんなの聞いてない!」と反論したところでどうにもならない。
その辺は夫はうまく交わして話を進めていた。
ちゃんと話をして、話を聴けば、相手も心を開いてくる。
問題点はどこか、不安はどこか、気がかりは何か。
何を誇りに思っているのか、何をやり残したと思っているのか。

それをキャッチしたら、こちらの出番。
相手を否定せず、今までのことを活かしながら、ブラッシュアップする案は、必ずある。

そこまでできて初めて、そのアイデアが生きる。

昨日は、そういう展開ができたと思う。
これから、考えないといけないことは山盛りある。


データベースになっていない、アナログなものとの格闘が、まずはじまる。苦笑。
住所録のデジタルデータは、存在しないそうだ。

そこから!?と思ったけれど、なんか多分、そういう時代の過渡期なんだろう。
小さい単位の会社でも、誰かがやらないと進まない。私たちは、そういう役割の世代なんだろうな。












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