南アフリカ共和国の国営通信社SABC NEWSの電子版で2024年7月11日に配信されたニュースの見出しで使われていました。
Mpoxは、MonkeyPox=サル痘の略です。
poxを辞書で調べると…
と書かれています。
さらに「痘」を調べると…
との説明が、漢字辞書にありました。
(「痘症」では、辞書に見当たらず。また、「痘瘡」は天然痘を指すようです。)
サル痘は、以前にニュースで聞いたことがありましたが、「そんなんがあるんか」と思っただけでしたので、今回調べてみました。
日本の国立感染症研究所のサイトに説明がありました。
概要部分を引用します。
感染例の中心は、アフリカの中央部から西部で、
と書かれています。
アフリカ大陸以外でも、アメリカやイギリスで、アフリカからの帰国者や輸入された動物からの感染と疑われる症例が報告されているとのことでした。
記事の本文では、
と書かれていました。
日本の国立感染症研究所のサイトをさらに読み込んでいくと、日本国内でも症例は多く報告されていることがわかります。
また、この新しい説明ページの文中では、「サル痘」ではなく「エムポックス」と記述されていました。
動物からの感染経路が不明で、ヒトからヒトへの感染も疑われるため「サル」が誤解を生まないようにするためではないかと思われます。
調べてみて、
・この病気が初めて報告されたのは1970年と比較的新しいこと、
・南アフリカのような当初報告された現在のコンゴ民主共和国と同じ大陸の中だけではなく、日本でも208もの症例が確認されていること
に驚きました。
人の活動がグローバルになると、病気もグローバルになる。
だから、対策もグローバルに協力する。
そういう国際社会になってほしい。
そういう方向で国際関係を築ければ、と思います。ギスギスではない方向に。