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ヒビノキロク

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2024年4月の記事一覧

4/30

4/30

グループホーム入居にあたっての認定調査をした。色々と聞かれた。自分の憎悪、復讐心、破滅願望、気配過敏、被害関係妄想。私は全ての暴漢が苦しんで死んでくれたら満足だ。その事実は変わらない。元はそんなことは思っていなかった。中学生の頃の迫害体験が私に激しい憎悪を催させる。暴漢どもへの憎しみ、それは消え去らない。私は彼らを殺害したくてうずうずしている。これは復讐戦争だ。報復を求めている。

そのようなこと

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4/27

しげが夢に出てきた。僕らは車を走らせながら教室で待機していた。体育館へも行ったと思う。体育館のステージで待機していたと思う。車は道路を走り続ける。一方では運転しながら一方ではステージにいながら、そういった続いていく夢だった。僕は社宅にいて前世である白いシャツの女性の姿を思い出した。僕の前の姿だ。思い出した。僕の夢の中ではそれが僕の前世だった。社宅に一人で住んでいた。社宅では四人プラス近所のみんなと

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4/26

4/26

これは精神科病棟のラウンジで書いたお話。夏のある日に喫茶店へ通じる通路を移動する際に地面にヨナグニサンが倒れていた。巨大な蛾だ。初めて観た。僕はその蛾をつついたり指先に腕を掴ませたりした。目線の高さまで持ち上げて観察した。うさぎのような見た目をしている。ふさふさでもさもさ。ベージュ色の大きな蛾。ここは田舎の街だから山も近くにあってそれなりに多くの虫が行き交っている。でもこの地でこんな大きな蛾を観れ

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4/13

4/13

ザ・タワーというこわこわ映画を観たら人類の終わりが描かれていた。緊急事態なので人々は猫や犬や赤ん坊を料理する。魔術が流行ったり宗教的な集まりがあったりする。動物の肉は乾燥して死体の肉も食べちゃうらしい。窓の外は暗闇、ミストじゃなくてダークだ。ホームセンターではなくアパート。闇に触れると消失する。体も鋭利な刃物で切り裂いたようになる。丸ごと飛び込めば消失。ネットも使えない。水道管もどうかわからない。

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毒妹の父親への叛逆

毒妹の父親への叛逆

暴力的な父親への反逆、抑圧への抵抗、善人である彼女に死は訪れない、流産によって悪夢の連鎖は続かないとは限らない、復讐は繰り返される、機能しない警察、家庭の不快、男の不快、怪異化する中学生、あえて裁かない異質な社会、殺人の美化、殺戮の快感、復讐殺人、憎悪殺人、両親の異質さ、ハラスメントに塗れた社会関係、子供の反逆、感想は特にない

4/10

4/10

猫と暮らせるシェアハウスを見てきた。猫と暮らす予定はないけれど、他の住人の飼っている猫と触れ合えたら嬉しい。僕の猫は7年前の一月に死んだ。夜中に咳が止まらなくなって翌日の夕方に意識を失った。最後は苦しかったろう。僕はあまり真剣に向き合わずに病院へ行くのも遅れた。あんなに可愛がっていたのに、死ぬ時は注意していなかった。ドトールで百合漫画を読んでいた。その頃、ミミは咳を始めたと思う。もうミミのことは覚

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4/7

4/7

ブルーボトルコーヒーに来てる。アフォガードはまだないらしい。代わりにアイスラテを頼んだ。とても暑い日だ。長袖の水色のシャツに黒のスラックスを履いている。スニーカーもキャップも水色だ。メガネは透明の水色でヘッドフォンはミントグリーンをしている。でももしも水色のヘッドフォンがあればそれを使いたい。水色が好きだ。iPhoneのケースは紫色っぽいけれど水色でも紫色っぽいこれでも好きなものは好きだ。ヨルシカ

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4/3

4/3

夢で高校にいたと思う。高校生の頃の友達が複数いたからだ。そしていつも通りかかる熱帯魚屋さんにいた。サンショウウオが展示されていたと思う。以前の夢では家のベランダがそのまま大きな水槽に変わっていて土と植物と水と死体が入っていた。部屋にもいたかもしれない。出窓のところが展示ケースになっている部屋。そんな部屋には住んだことがないし、近所の友達の家らしき場所も現実には存在しない。夢の中の家付近には実際には

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