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2024年1月の記事一覧
暴漢を殺害せよ、迫害者に死を
かつて僕が受けた性被害について記録します。それは中学二年生の頃のことです。当時クラスで男たちから集団暴行を受けていた僕はその日もあまり彼らとは関わらないようにと避けていました。すると突然お尻の穴に激痛が走ります。臼井くんが僕のお尻に勢いよく指を刺したのです。僕は痛みのあまり蹲り、そこからしばらく歩けませんでした。臼井くん(※暴漢と記す)暴漢は面白がり一人で笑っています。思えばこんなことばかりの日々
もっとみる成人式には行きませんでした
成人式は震災の翌年にあったと思います。その日は強く雪が降っていてとても寒かったのを覚えています。地下鉄に乗ろうとしたら満員で駅に置き去りにされ、会場に入るや中の人混みに驚いてそのまま入らずに帰りました。帰りの道で水たまりに入りとても冷たい思いをしました。成人式には行かなかったけれどどんなところなのか気になりました。その頃の僕は何をして過ごしていたのかを覚えていません。予備校に通って映画を見て猫に餌
もっとみる暴行の被害を受けたから夜の街が怖い、けれど綺麗だ
かつては被害者だった。いまもそうだ。僕は被害を受けてしまった。忌まわしい記憶でもない。記憶はないから。でも苦しいんだ。とても苦しいわけではない。暴行は日常的なものだった。らしい。僕にとっては人ごとさ。何も感じない。何も感じられない。何も聞こえない。何も見えない。そんなのはモノの例えさ。僕には苦しみがない。から、人が苦しんでいるのを見るのが好き、なのか。そうでもないや。でも天変地異や人類滅亡には歓喜
もっとみる電飾なんてなんの意味もない
休日だから世間の皆んなに合わせて出かけている。近所の電飾貼り付け樹木道「あおじろ」だ。前にも来たことがある。そもそもここは近所ではない。近所ではなくちょっと近所の樹木貼り付け青白道だ。皆んな歩いている。子供は水で遊んでいる。僕らは、僕らは霊と共にある。僕は霊になってここにいる人たちを見守る。それしか関わる方法はない。僕は霊ではない。ただ霊になりたい。それでしか救われない。男の子が白いクレベースに走
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