留学中だけどパーティも行かないし友達も少ない
絶賛ヨーロッパ留学中の大学生。でも、頻繁に会う外国人の友人はひとりだけ、パーティも行かないクラブも行かない、お酒も全然飲まない。
日本で「留学」っていうと、外国人の友達をたくさん作って毎日出かけて、海外っぽい夜遊びして、みたいなイメージがつきまとうよね。もちろんそれもひとつの留学の形だし、そこから学ぶものとか得るものはたくさんあると思う。
でも、そうしなきゃいけないわけじゃない。私には私に合った「留学」の形があると思えるようになるまで、ちょっとだけ葛藤したりした。
そんなに心を開いていない人に誘われたホームパーティーに行ってみたり、すっごく気が重くなりながら気の合わない人とお茶に行ったり。そうやってどんどんMP削られて、そのせいで勉強も思うように進まない。ある日ふと気づいた。
どうして、やりたくないことをして、
やりたいことをできていないんだろう?
友達をたくさん作ったり毎日のように遊び歩いたりするって、「私」がやりたいことではなくて、なんとなくそうした方がいいって刷り込まれていたことだった。人間意外と、自分でやりたいからではなくて、そうするべきだって考えが刷り込まれてやっていることが多い。人づきあい、化粧、恋愛、エトセトラ。
自分は別に友達がたくさんほしいわけでも遊び歩きたいわけでもない。キラキラした留学生活より、学問的収穫のある留学生活が目標だ。ハッキリしてからは、無理せず本当に付き合いたい人とだけ付き合い、留学生活が本当に楽に、そして実のあるものになった。
よく考えれば、二十数年生きてきて友達と呼べる人は片手で足りる人数しかいない。日本の大学でだって頻繁に会うような友人はいなかったのだから、第三外国語を使わなければならない国で友人を作るなんて、超ハードモード、できなくたって不思議じゃない。
留学を考えている人、あるいは留学中の人。大丈夫ですよ。留学って、「学」ですから。友達出来なくたって、キラキラした経験がなくたって、できることはたくさんあって学ぶことは山ほどあります。
世間や他人に流されず、常に自分中心で考えていいのです。