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モチベーションと長時間労働


2024年問題と呼ばれている過重労働の対策について
運輸業や医師の働き方改革などがニュースになっています。

具体的に何をしないといけないかは厚生労働省のHPに記載されています。

産業保健総合支援センターでもセミナーが開催されます。

https://www.kanagawas.johas.go.jp/files/libs/2535/202403111544205411.pdf

お金稼がなきゃ!

長時間働き続けることでの健康障害はあるのは確かなので、面談をお願いしますとなるのは良いのですが、、。それは対症療法であり、単に残業を減らせばいいというものでもないと思うことも。極端な例ですが、トラックドライバーの場合、かなりの長時間労働をしている人の面談の話を聞くと本人あっけらかんと元気な人が一定数います。だってたくさん働けばその分賃金は多くもらえるので頑張れます!な人も。逆に法律に沿った勤務時間だと低賃金だという裏返しでもあるのかなと。

残業するなと言われても・・

とあるエンジニアは人も限られ納期もあるのに長時間労働するなと言われるのが釈然としない、と。その仕事を止めてもいいならいいのだけどそれもない。どうすればいいのか?長く働くことが全くダメではなく、その中身を精査するのは産業保健スタッフでは限界があり、それは職場のマネージャーのマネジメントにかかっているのではと感じます。面談しておけばOKと考える上司もいたりするようなので、少し悲しいのですが、産業保健スタッフから上司や、人事への働きかけを続けていく必要があるのだなと感じています。

何をモチベーションに?

一番仕事を覚えたい時期、色々工夫しながらできることを身につける時期、がむしゃらに頑張る時期も一定期間あると思います。特に20代での経験は時間の制約も少ない分(育児や介護をしている人もいるかもしれないですが)、いろんなことをインプットできる時期であり、キャリアの幅にも関わってくると思います。また、所得が低い人は働いた分だけ賃金をいただくのがモチベーションになっている人もいますので(本当はワークエンゲージメントとか言えればいいのですが、それはまだまだ一部の組織かなと、個人的所感です。)医師による面接だけではなく、会社や上司と本人とが働き方について話をしたうえでリファーしていただけるとありがたいなと思う今日この頃です。

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