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#26 勝てるコンセプト戦略・ブランドの独自性で市場を制する

2024年5月8日、Podcast番組「Oh my week」第26回を配信しました。
今回は「 勝てるコンセプト戦略・ブランドの独自性で市場を制する」についてお話ししました。

↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠
1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけた「Oh!」な出来事・トピックを緩く掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。

Akari:おはようございます!今日は水曜日配信ですね。

Nishino:今回はどんな「Oh!」をシェアしてくれるんですか?

Akari:今回は、すごく面白い会社を見つけちゃったんですよ!フィンランドの田舎町にある『Myssyfarmi(ミッシーファルミ)』という会社なんですが、そのビジネスモデルが素晴らしくて、ぜひシェアしたいなと思いました。直訳すると「帽子農場」と言います。

Nishino:あ!帽子繋がりで!
前回の話がシックスハットだったからそういう話で合ってますか?

Akari:ああ!そうですね笑笑

https://youtu.be/e0Gsc3zYcto?feature=shared


Nishino:『Myssyfarmi(ミッシーファルミ)』って名前もかわいいですね!
どんなビジネスモデルなんですか?

Akari:まず、この会社は田舎の農場にあります。地元で取れた羊の毛を使って糸にして、地元でリタイアしたおばあちゃんたちが手編みでニットを作るという、地元循環型のビジネスをしています。ちょっと画面を共有しますね。

Myssyfarmi(ミッシーファルミ)のサイト

Akari:見てください!ニット帽やビキニまで売っているんですね!すごくおしゃれじゃないですか。

Nishino:すごい!おしゃれですね!

Akari:そうなんです。一見、普通のおしゃれなブランドに見えるんですけど、実はすべて田舎の農場で取れた羊毛を使って、地元の工場で糸にし、その糸をおばあちゃんたちが手作業で編んでいるんですよ。しかも、商品タグには『アンさんが作りました』とか、その作品を手掛けたおばあちゃんの名前が記載されているんです!

作成者の顔が載っている

Nishino:それはすごいおもしろいですね!
製作者のプロフィールもサイトで見られるんですね笑
これは、作り手の人柄がより感じられて、製品に愛着が湧きますね。

Akari:そうなんですよ。しかも、ファンから製作者にメッセージを送ることもできるんです。おばあちゃんたちも誇りを持って仕事をしているみたいで、購入者との交流をとても喜んでいるんですよ。

Nishino:彼女たちのチームが『ミッシーグランドマザーズ』っていう名前なのもかっこいいですね。おばあちゃんたちがここまで活躍する姿って、なんだか胸が熱くなります。

Akari:そうなんですよ!おばあちゃんたちは、自分たちのペースで出勤を決めて、作業場所でだべりながらニットを編んでいるそうです。田舎で孤立しがちな高齢者たちにとって、生きがいになっているんですって。

写真もかなりこだわりがある

Nishino:ただ製品を作るだけじゃなくて、そういうコミュニティも形成しているんですね。すごく温かい取り組みですね。しかも、ブランドのクリエイティブな戦略で、おばあちゃんたちがヒーローみたいになっているのがすごい!

Akari:そうなんですよ。クリエイティブの力でおばあちゃんたちの編んだ作品の価値を高めて、かつては『ダサい』と思われていた手編みニットが、今や高級商品としてしっかりと売れているんです。展示会では普通のブースじゃなくて、おばあちゃんたちの世界観を直接伝えて、彼女たち自身の魅力を見せているんです。

Nishino:見せ方が素晴らしいですね!『&』と『or』のバランスが取れたビジネスモデルだと感じます。手作りの温かさと高品質さ、両方の価値が伝わりますね。

Akari:はい。社会的な意義もあれば、そもそもかっこいいから売れるというのがとても魅力的なんです。『どっちもやる』という姿勢が成功の秘訣ですね。「It’s not It’s not cool,It's worm.」っていう「かっこいいんじゃないんだ、あったかいんだ」っていうキャッチコピーも素敵です

「It’s not It’s not cool,It's worm.」


Nishino:めちゃめちゃおもしろいですね!

Akari:ビジネスの考え方に多くのヒントがあると感じます。こういう話を聞くと、普段の仕事でも両方のメリットを取る姿勢が大事だなと思いました。

Nishino:そうですね。ブランドのクリエイティブ戦略は、まさに『&』と『or』のバランスをうまく取っていると感じます。『手作り』でありながら『高品質』という側面を持ちながら、工業的なシステムもうまく取り入れているビジネスモデルが魅力が魅力的ですね!

Akari:そのバランス感覚は確かに素晴らしいですね!どちらかだけに注力するのではなく、両方を同時に追求する姿勢は見習いたいです。

Nishino:そうですよね。それに、作品を編むだけでなく、コミュニティの力をうまく利用して、おばあちゃんたちの生きがいや社会的なつながりをもたらしているのも、この会社の成功の大きな要因だと思います。

Akari:確かに、社会的なビジネスの取り組みって、どうしても意義や価値を全面的にアピールしがちですけど、この会社はシンプルにかっこよさを前面に出しているのが面白いですね。

Nishino:まさに、それがこのブランドの強みですね。『&』の精神で、どっちも追求することでファンの心をつかんでいると感じます。おばあちゃんたちも仕事に誇りを持ち、お客さんとの交流を楽しんでいるという、いい循環が生まれていますね。

Akari:こういうモデルは、私たちも普段のビジネスに活かせるヒントがたくさんありますね。何よりも、クリエイティブな視点で新しい価値を生み出すというのが大切だと感じます。

Akari:ですね!次回も、もっとビジネスや日常のヒントになる話を紹介できるようにしますね!

Nishino:ぜひ!楽しみにしています!

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