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存在の至福



自問自答

私は考える 私が答える

考えている私は 誰だろうか
答えている私は 誰だろうか

思考と思考の狭間にふと現れる
言葉にはならない 感覚のようなもの

考えの果てに現れるもの
何かを指し示すように
私を導いてくれる感覚

濃霧の中で 見えない視界の中で
ほのかに浮かび上がる道標

それは一体なんだろうか

作られた私
造られた私
創られた私

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孤独感、分離感を感じた時
埋めるための何かを求める

砂漠で迷子になったかのように
砂と空と風に囲まれた場所で

手がかりを探すかのように
皆目見当のつかないまま

当てどなく右をみて 歩みを進め
当てどなく左を眺め 歩みを止める

何がその感覚を 埋めてくれるのか
思考はぐるぐると廻り

疲れ果て 砂の大地に寝ころんで
映る空には 青の色

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思考を止めようと 目を閉じて
呼吸に意識を向ける

気がつけば 思考は湧き
意識は呼吸から思考へ

呼吸に意識を向ける

また思考は湧き
意識は呼吸から思考へ

思考はただその時に現れるもの

目を閉じ 呼吸に意識を向け
現れた思考に気づくこと

現れた思考を ただ俯瞰する

日々、俯瞰する
日々、俯瞰する

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内なるものに触れた時

頭の中から音は消え

そこにある 静寂が現れる

静寂は満ちた波動とともに存在し

満ちた静寂に包まれた空間は

孤独という 分離という

幻想空間を消し去り

私を満たす

その静寂は常に在る

空のように常に在る

私の中の静寂、それは

常に在るもの





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