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歌になる

昨夜は下北沢風知空知での【大森洋平×伊東ミキオ「僕らの街LP」発売記念ライブ】に足を運んでくれた皆さん本当にありがとうございました。日々を生きる力を少しでも渡せてたら嬉しいです。それにしてもたのしかったっすね^ ^

さて。僕はたぶん今の娘ぐらい2,3歳の時からずっと歌うことに魅了され続けてきました。そして自分にとってはあまりにも歌うことが普通過ぎてそのことを深く考えてきませんでした。デビューした10代の時も事務所やレコード会社を離れた20代後半も自分で歌旅を続けた30代も家族を持って始まった40代の現在に至るまで、歌って生きるということになんの疑問も持たず生きてきました。 狂気の沙汰です笑

伝わるとか伝わらないとか食える食えないとか全部置いといて自分が歌ってさえいれば大丈夫なのだ。傲慢にそんなことを思っていました。だから考えたって仕方がない。本能の生きものなんだし、感じたまま(反射のみで)ドンと出せばそれが答えになる。と。うまくいっていない事実さえほっぽらかしてたぶん歌う装置みたいになってました。

そんな僕が昨夜のライブは生まれて初めて最初から最後まで思考しながら歌いました。何のために歌ってるのか、何故歌ってるのか、どうしてこんなに歌うのか。伝えたいと思いました。伝わるってこんなに嬉しいのかって知りました。

そして本編最後の「フレフレ」を歌ってる時に僕は歌(そのもの)になりたかったのだ。と。メッセージが降りてきました。実は肩書き上のシンガーソングライター、歌手、歌うたい、全部にずっと違和感があったんです。子どもの頃に持った憧れも人ではなくて歌が持っているエネルギーそのものそれになりたいって思ってきたんだなぁって。歌いながらやっと腑におちたんです。

ホントに気持ちよく酔っぱらった帰り道、妻と娘に「俺はやっとわかったんだ、俺は歌になりたかったんだよ!なるんだよ!」ってバカみたいに伝えて、申し訳ねぇって思いつつもそれが本音なんです。本気なんです。って。そしてそれを妻が心の底から理解してくれたことがわかって涙が出るほど嬉しかった。思ってることが伝わって受け入れてもらえるってめちゃめちゃ嬉しいんですね(今更…笑)

長くなりましたが、そんなわけで大森洋平はいま遂にの変革期に入りました。これからどんどん面白くなっていきますよ。是非観て聴いてもらえたらと思います。

皆さん本当にありがとうです。再見!

ミキオさん、ウエケンさん、カムイレコード小林さん、風知空知スタッフの皆さん、fujiko、千歌にも改めて心からの感謝を。

photos by fujiko

#大森洋平 #伊東ミキオ #上田ケンジ #音楽 #歌 #僕らの街LP #ライブ

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