「Wolfs」からの「シビル・ウォー」
昨日の「日曜日だから映画を見よう」は、AppleTV+で配信されている「Wolfs」にしてみた。
タイトルからすでにノスタルジック。
まさか、どストレートの一匹狼的男のお話とは思わなかった。
ひねりとか比喩とかからくる「Wolfs」かと思ってた。
ブラピとジョージ・クルーニー。
2人とも制作にも関わってるらしく、なんていうか新作なのにすでに懐かしい。
面白くなくはないんだけど、予定調和っていうか、若干「ウチワウケ」的にも見えてきて、映画やお話が主って言うより、この俳優が、こんなスターが出ている映画なんですよ感が出てて、ちょっと古さを感じてしまった。
日本では公開中止になったらしいけど、配信でいい感じ。
出来のいい配信ドラマにすこーし負けてる感も…。
でも、好みの問題でこんなタイプの映画が好きな人もいるのかも。
きらめいていたのは、2人に囲まれて演技してたオースチン・エイブラムス。
正統派ストロングの歴史的俳優と、違ったリズムでいい味出してて好み。
彼が出てて、お話的にも、私的にも良かった。
オーシャンズ11の時から、時代が、時間が流れたなあと。
思うんだけど、最近では作品ありきの映画の方が多い気がする。(そっちの方が好き)一昔前は、主役にスター俳優を据えて、どんなお話でも、あの人が出てるんだからみたいに持ってく映画も多かった気がする。
それで成功するパターンもあるけれど、お話そっちのけで鼻につく仕上がりになってるものもあって、役者になりたかったのか、スター⭐︎になりたかったのかどっちなんだろう?と感じる人もいた。
役者っていう仕事に対する向き合い方が違うんだろうな。
ふと、最後のハリウッドスター、トム・クルーズの事を考えた。
白いブリーフで颯爽と表れて、空を飛んだり、血を吸ったり、スポーツ選手をマネージメントしたり、スパイになったり、アサシンになったり、キューブリックに夫婦で隔離されたり、宇宙人と戦ったり、戦闘機に乗ったり、とにかく色々な役をやって、口の悪い人から「何やっても、トム・クルーズ」って言われたりしたけれど、今、改めて考えてみると、あの人から役者っていう仕事をとったら何が残るんだろうってくらい、一生懸命、役者してんじゃんと思えてきた。
あの人、真剣なんだなあ。
という事で、今から「シビル・ウォー」を観て「今」を堪能してきます。
今日のカフェで拾った女子高生の台詞。
「私の人生なんだから、私の好きにして何が悪い」
そうだ、そうだ!
そのまま行けるとこまで突っ走るんだ!
健闘を祈る!
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