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暑いのは仕方がないから、文句ばっかり言わずに「あーいいお天気!」って言ってみようと思う。

突然だけど、丁寧に生きるって憧れる。
いつも行き当たりばったりで、あれも好き、これもしたい、あそこにも行きたい、あれも見たい。
そんな欲張りっていうのか、落ち着きがないっていうのか、ずっとそんな感じで過ごして来てる気がするから、しっかり地に足をつけて、これはやる、これはやらない、こういう時間を過ごす、無駄な時間は過ごさない、みたいな人を見るとなんかすごいなあと思う。

落ち着いてゆっくり何かをするっていうのが苦手なのか、コーヒーや紅茶を淹れる時間なんて本当は素敵な時間のはずなんだけど、そこに集中すればいいのに、他のこと考えたり、早く3分経たないかなあとか、余計なことを思ってしまう。

パスタを茹でる時だって、8分とか11分とか、その間にソースを作ったりするから別に時間が過ぎるのをただ待ってるわけでもないんだけど、ソースを作る過程をきっちり手際よくやりたくて「あーなんだか、とても素敵な時間を過ごしてるのね、私。」みたいにならない。

料理を作ってる時も、作り終わった時にシンクに洗いものがあるのが嫌いだから、手際とか手順とか考えるより先にさっさと行動しちゃって、自分なりのよしっを目指す。癖だね、これは。

なんか、違うんだよね。もっとこう、穏やかで優しい感じの人になりたいなあと思ってるのに、全然、真逆なんだもの。
嫌になっちゃう。
遅いのが嫌い、待つのも嫌い、自分なりにだけど出来が悪いのも嫌い、もっと言えば出来ないのも嫌い。

何をそんなに焦ってるんだろうと自分でも思うんだけれど、そんなこと考えてもわかんないし、ずっとこうだから、性格っていうものなんだろうか。

なんか、自分の好きなものに囲まれて、優雅に時間を過ごしてる人とか見ると(SNSとか、記事とかで)何がそんなに違うんだろうと思う。
私も好きなものはたくさんあるはずなのに、なんか、優雅じゃない気がする。
私の時間とその人たちの時間は、本当におんなじように流れてるんだろうか?と思わずにはいられない。

むっかーし、ある広告代理店の人間と仕事した時、一応、みんな同じくらいの歳だったせいか、2ヶ月くらい一緒だった仕事が終わって、素敵な高原になぜだかみんなでキャンプに行くことになった。テントとかもって、一泊。

その時も多分私はいつものように、テントを張って、夜ご飯の準備して、焚き火の用意して・・・。みたいなペースで動いていた。
代理店の男性から、
「見てると、仕事の時とおんなじ感じに見える。ちょっとゆっくりしたら?」
と言われた。その後の一言も強烈で、
「見てて、疲れちゃうよ。」

言われてしまったな。
他の女子は楽しそうだった。虫が嫌いとか、キャンプする人たちの共有の洗面所が暗くて怖いとか、なんか可愛いこと言ってキラキラしてた。

そうか、でも、今、ご飯の用意しとかないとお腹空くよ?
明るいうちにテントさっさと張ってから、遊んだほうが安心じゃない?

きっと、こういう時はそういうことがチャッチャッと出来ないほうが、好感度が高いんだろうなとあの時も思ったなあ。

夏の終わりに思い出しただけ。
いやいやまだまだ暑い日が続くから、まだ夏は終わらないのか。

でも・・・結局、私が作ったご飯、みんな美味しい美味しいって、全部食べたじゃん。ご飯の後のデザートタイムの焚き火周りのセッティングも、みんな過ごしやすそうにくつろいでたじゃん。

「見てて、疲れちゃうよ。」かあ・・・。
じゃあ、女の子と喋ってばかりいないで、お前がやれよ。

おまけに一つ言わせてくれ「仕事の延長に見える」そりゃそうだ、仕事関係で誘われたんだし、うちのスタッフははっきり言って綺麗所が多いし、何より、お前たちが頼んだから連れて来てやったんだよ。
仕事の延長じゃなきゃ参加しないよ、特に好意も持ってない人とキャンプなんて。
おまけに今だってじゃないんだよ、こっちだってお前ら見てると疲れるよ。
女の子たちにチャラチャラしてばっかで何にも出来ないし、みんなが知ってる広告代理店だからって、人間的に全然興味ないんだよ。

あっ、丁寧に優雅に優しく穏やかになりたいっていう始まりだったはずなのに、もうこんな感じ。仕方ないなあ。

子供と年配の人には結構好いてもらえるんだけど、同世代の異性にはとんとモテないのは、こういうところなんだろうなとは思っている。

まあいい、明日は日曜日。
月曜日になっちゃったら日曜日は帰ってこないんだから、明日もなんだか楽しい事をいっぱいしよーっと。

みんなも楽しんでください。
私みたいに落ち着きなくじゃなくって、ゆっくりと穏やかに楽しんでね。
いいお休みになりますように!





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