食べることは大切。でも、楽しく食べることはもっと大切。
窓の外から口笛が聞こえる。メロディーが移動しながら聞こえるから、多分、歩きながら吹いてるんだと思うけど、よっぽと楽しい事があったんだなあっていう感じのメロディー。
なんの曲かまではわからない。
久しぶりに歩きながら吹いてる口笛を聴いた気がする。口笛自体久しぶりか。
時々、自転車に乗りながら歌ってる人は見かけるけど。
もう夏日は来ないらしい。
知らなかったけれど、夕方のニュースの独特なファッションセンス(毎回楽しみではある)のお天気の女性が言うには、この間までの夏日は、大陸からのフェーン現象と天気の良さが重なったせいらしい。
低気圧も、地図で見るといつもと同じ季節より随分上の位置にあるから、日本に暖気が溜まったんだって言ってた。
昔だったら天気を読める人ってすごい位置につけるらしいから、今の天気予報士の人ぐらい天気が読めたら出世するんだろうな。
って言っても、その頃の天気を自然から導き出す手腕と経験と、今の衛星とかそんなんからのデータで導き出す力ではちょっと違うか。
おまけに、今より天気自体が人々の生活に密着した物だっただろうしな。
食べ物を確保する事が生活の大半を占めていて、それに集中できてた時代ってなんか良い気がする。
とか呑気に言ってるけれど、ちょっと待て、考えてみたら今も食べるために色々と努力している人が大半なのか。
採れたてのおコメとか魚とか食べる幸せから、色々手を加えたご馳走を食べる幸せに変化しただけで、結局どの時代でもそれはそれで、最終的には食べる事に関した犯罪とかもあるだろうから、どっちもどっちか。
とか考えてるのは、食料品の買い出しに行かなくてはいけない冷蔵庫を見たから。
読んでくださってる方にはしつこいなこいつ、な話で申し訳ないのだけれど、近くの好きだったスーパーが閉店しちゃって、徒歩で行ける範囲のもう一個のスーパーは買い物が楽しくないんだよね。
贅沢言ってらあ。卵もトマトもキャベツも売ってるんだから、素直にそれを買ってきなよ。
でも、お買い物に行った時に見つける、そんなの以外の美味しそうなおやつとか果物とかが楽しいんじゃん?
だったら卵なくってもいいの?一個もないよ、冷蔵庫の中。
わかってるよ、行くよ、行ってくるよ。ゴラムっ、ゴラムっ。
ロード・オブ・ザ・リングのゴラムのように、頭の中で2人の私が話し合っている。
夕方から雨だって言うから、行ってこようかなあ。
ほんと、ぐずぐずしたやつだぜ、まったく。行けよ、さっさと。
って言うことで、ちょっと買い物に行ってきます。
インターミッションってことで。
ただいまー。
やっぱり想像通りのトキメキのなさだった。
終わった恋なら、なかったようなものだっけ?そんな言葉の意味なんてわからず生きて来たけれど、終わったスーパーもなかったようなものっていう気持ちとおんなじようなものだと思われるから、忘れてしまえって事だよね。
さっさと違う方向にある少しだけ遠いスーパーを目指すとするか。
今、実は一回食料調達からお家に帰って、面白くなかったからスタバに来ててそこで書いてるんだけどっていっても、スマホでコソコソ書いてるパターン。
ストロベリー・メリークリーム・フラペチーノっていう赤くて可愛いドリンクを半分くらい飲んで、あまってなってディカフェのドリップコーヒーで調節してる所。
目の前に可愛い女子高生2人組が来て、おんなじの頼んでる。
ストロベリーなんちゃらの方ね。
セーラー服とストロベリーなんちゃらがよく似合う。可愛いなあ。
私の前にあるストロベリーなんちゃらを机の下に隠したくなった。
「めっちゃ美味い。感動するよっ!」だって。
危ない。変な人みたいになっちゃってる。
ツェッペリンのIVのジャケ写のシバ(薪?)を背負ったお爺さんが実在の人って判明したらしい。イングランド南部にに住んでいた屋根葺き職人、ロット・ロングイヤーさん。ほぇーーーー、感動。
って言うことでそろそろ帰るか。雨降って来てもアレだし。
降るってわかってるのに、傘持って来てないし。
あっそうそう。
DJシャドウの新しいアルバム、久しぶりにいいと思った。
アルバム一枚通して聴けた。
前に座ってる女子高生の片っぽがもう片っぽを呼ぶ呼び方が、お母さんが私を呼んでた呼び方と同じで、懐かしいような、くすぐったいような。
ぐふっ。帰ろ。
写真のバラはさっき買って帰ってきたバラ。右のバラの色がアンティークっぽくって素敵なんだけど、あんまり綺麗に撮れなかった。本物はもっと綺麗。