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朝の予定のないピンポンは、本当に予定外だ。

今朝、いきなりドアチャイムが鳴った。
誰だ?と思って受話器を上げたら「ヤクルトです」と言った。
ヤクルト?とってない。と思ったけど、なんか他の部屋と間違っててもあれだから、ドアを開けてみた。

そうしたらアジア人の若い男性と、その後ろに日本人の中年の男性が2人も立っていてちょっとびっくり。

そうしたらそのアジア人の男性がタドタドした日本語で(タドタドでも喋れるのはすごいんだけど)「今、ヤクルト1000が1週間無料です」と言った。
突然な展開にキョトンとしていると、小脇に抱えたクーラーバックからヤクルト1000を出して「これも一本無料です」と言って差し出して来た。

そこまできたところで、後ろの中年の男性の方が
「ただいまキャンペーンをやっておりまして、ヤクルト1000ご存じでしょうか?」と言った。
なんとなく「大谷翔平ご存じでしょうか?」って聞かれたくらいの知ってるだろ感があったけれど「よく、いただいています」と答えた。

なんでも配達をしてくれるヤクルトの営業らしい。
でもさ、その、前に立ってるアジアの人はそれで営業回れるようになるんだろうかと。

瞳は必死だったけど、それが逆に正直怖かった。
アジアの人っていうことじゃなくて、なんていうか、ノルマかなんかを背負ってて、この契約決めないとお仕事を失いますみたいな悲壮感が漂ってて、おまけに私は日本人の社員より大変なんですってしがみついてくるような態度で(その人は)引いてしまった。

おまけに後ろから、目が笑ってない笑顔でついて回ってる先輩と一緒にこのまま車に戻ったら、なんて言われるかわかりませんっていう感じが溢れてて、爽やかな一流企業のヤクルトと、この営業に来た人たちのイメージのギャップがすごかった。

本社で研究したり、企画立てたり、そういう華々しい社員さんたちやヤクルト1000の業績の影には、数多のこういう方々がいるのねと思うと、朝から少しブルーな気分になった。

でも、ごめん。契約する気はないんだよ。このサービスとやらのヤクルト1000も持って帰ってもらって構わないよ。

1日の始まりに計画外のことが起きると気持ちがあっちこっちする。
営業は断ってもいいとはわかってるんだけど、なんだかごめんねと思ってしまう自分が情けない。仕切り直しだ。

昨日お出かけした時に買った新しいグリーンを、鉢に植えようと思う。
シルバーメタルっていう葉っぱの色が光の加減で確かにシルバーに見える植物。
強そうだし育てやすそうだったからこれにした。

本当は細かい霧が自動で出るスプレーと、観葉植物の土が欲しかったんだけなんだけど、店員さんが「どれでも3点購入してもらうと、10%offの日なんですよ」と教えてくれたから、どうしようとは思ったものの「ではこれも」と仲間入りする事になった。

それとお家のパキラがちょっと変な形になって来たし、葉っぱが元気ないように見えることをこの機会に聞いてみた。

すると「切っちゃってください。剪定が足りないんだと思います」と。
「パキラは葉っぱが重なったりしてる部分の下の葉っぱを切ってもらって、それでも元気がなかったら、それ以外の葉っぱも思いっきり切ってもらって大丈夫です。そうしたら元の茎から新しい茎が出てきて、元気になります」らしい。

そうか、やっぱり剪定か。
苦手なんだよな。でも自然と弱っていく葉っぱをそのままにしておくと、そっちに栄養をあげようとして、元気な葉っぱの栄養が足りなくなるらしい。そっかあ。

今朝、どの葉っぱがあれなのかパキラの葉っぱと真剣に向き合っている時にヤクルトが来たから、余計にちって感じたんだろうな。

ちょこっと何枚か切ってみた。
一応これで様子を見てみよう。
そして店員さんおすすめのハイポネクス社の栄養の入った観葉植物の土を買って来たからこれも入れてみよう。

今になって少し雲行きが怪しくなってきた。一雨くるのかな。
なんかここ2.3日すごく乾燥してる感じがしてたから、まいっか。

こんな感じで今週も1週間が始まった。
楽しい1週間にしよう。




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