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戦え、姪っ子ちゃん!

姉の子、私の姪っ子ちゃんがこの春、小3になりました。姉の手違いで某自宅学習教材は毎年、1学年上のものが届くようになってしまったそうです。確信犯だと私は思っています。

私が姪っ子ちゃんに会えるのは年に2~3回程度。教育的指導は姉や母がしてくれるだろうと期待し、私はひたすら「優しいお姉さん」に徹しています。ゆえにいまも実家に帰れば拍手で迎えてくれます。姉に電話すれば、周りでキャッキャッと騒いでいる声が漏れ伝わってきます。ありがたい存在です。

そんな姪っ子ちゃんがかわいいというのはもちろんですけど(叔母バカですみません)、3人きょうだいの末っ子である私からすると、一人っ子の姪っ子ちゃんはどこか自分と同じ境遇なんだろうなと思ってしまうんです。ちなみに姉曰く、姪っ子ちゃんは「チビ助」で、私は「おチビさん」。私はちょっとだけ昇格したようです。もう私もいい歳なんですけども。

おそらくどの家庭も、末っ子は上のきょうだいから大なり小なり“おもちゃ”として扱われてしまうもんだと思います。何度も泣かされ、いま思えば理不尽だなって思うことがいくつもあります。2つ上の兄は私に対し、究極の“ジャイアニズム”を発揮することもありました。でも確実に、末っ子はその中で鍛えられるものだと私は思っています。

当時はまだ小2だった姪っ子ちゃんが、例の某自宅学習教材をしていたときのことです。二桁同士のかけ算を割とスラスラやってまして、「神童なのかもしれない」と私は心の中でつぶやきました。しかしその内、どうやらつまづいてしまったらしく、悩んだ末に泣き出してしまいました。私は「泣かないでいいんだよ」と励ます一方で、姉は「泣きたいなら泣けばいい! 泣~け、泣~け」と拍手とともにコール。あぁ、昔の私が重なって見える……。

でも、姪っ子ちゃんは泣きやんで、なんだか笑ってもいました。その意気だ! 負けるな、姪っ子ちゃん。

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