短歌をつくる

帰りたくないから光る看板をさかさまに読む中学生

(かえりたくないからひかるかんばんをさかさまによむちゅうがくせい)

テストの結果が悪かった日、親と顔を合わせなくない時、家に帰ると怒られるとわかってる日。
足取り重く、ついコンビニやスーパーの明かりに引き寄せられたりしました。
ローソンとかヤオコーとか。
もう陽も傾き、お店の看板に火が灯るのを見上げて読んだり。
どんなに時間稼ぎをしてもそんな時には時間が縮まらないことを学んだ昔のわたしです。
そして案の定、家に帰ると母親からそれはそれは叱られたのです。