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いよいよフィナーレ!!タロットであなたを語りたい【番外編】(雪華さんの場合)

雪華さん。
せっかさんとお読みするのかなと思っていたら、たぶん素直にゆきはなさん。
素敵なお名前です❤️
短歌も始められた(よね??)雪華さん。
どんどんチャレンジするその姿勢は励みになります。
そしてなにより優しい方なのです。
こちらもどうぞ。



そんな雪華さんの為に一枚引いてみました。
雪華さんにはコレット・バロン=リードのタロットデッキを選びました。

火の6(ワンド)のカードが出ました!!!


ぼくは何もかも嫌になっていた。
大好きだった勉強もやる気を失ってしまって、好きな人に気持ちを伝えることもできずに、ただ何もかもがぼくを傷つける為に存在しているように感じた。
そんなことないよと友達も母さんも慰めてくれるけど、ぼくは自信を失い、進むべき道が見えなくなってしまった。


昼間なのに真っ暗な闇の中を歩いている気分だ。
どうしてこうなってしまったんだろう。
少し前はこんなんじゃなかったんだ。
人ってこんなふうに弱くて悲しくて辛い気持ちに落ちてしまうのか。
ぼくは我慢していたのか。
本当の自分を見せたら嫌われてしまう。
笑われてしまう。
理解してもらえなくなる。
まわりから人がいなくなる怖さを誰がわかってくれるだろう。


遠くの空にキラキラ輝く船が6隻が浮かんでいるのが見える。
あれは隣の国からやってきたアイドルと呼ばれる彼らが乗っている船だ。
彼らのようになりたい。
ぼくが行きたい道を明々と照らし、暗くなっているぼくを励ましてくれるんだ。
そこからぼくが見えるだろうか。
陰になっているぼく。
情けないぼく。

船から下に佇んでいる少年が見える。
悲しい空虚な、どこまでも暗い目がわたしたちを見つめている。
かつてのわたしがそうだったように少年はわたしを見上げている。
わたしがしてきたこと、これからすることを見せてあげよう。
ぼくと共に生きるんだ。
少年よ、諦めてはいけない。
わたしが君の闇を照らす灯台になろう。
わたしは君を幸せにする為にきたんだ。
さあ、進め。
わたしたちが行く道を目指して歩いてこい。
ぼくはきみの歩く先を光で照らす。



雪華さんへ。
雪華さんの物語です。
ありがとうございます。


オラヴ153

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