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クリスマスイブに見たサンフランシスコバレエ団の「くるみ割り人形」

今日は小さいときからの夢が1つまた叶いました。
それは、クリスマスイブにバレエのナッツクラッカー(くるみ割り人形)を見ること。
今年は、そんな夢が叶っただけでなく、バレエを鑑賞してはじめて涙がでそうなくらい心揺さぶられる時間を過ごせました。

そんな夢のような世界をご紹介しようと思います。

1.コロナ渦下のオペラハウスで見る『くるみ割り人形』

ナッツクラッカーの舞台は、サンフランシスコ講和条約が結ばれたオペラハウスです。
コロナ渦下での鑑賞はまず、建物の中に入る前のコロナチェックから始まります。

12歳以上は2回のワクチン接種証明書
18歳以上はワクチン証明書+身分証明書
12歳以下は、48時間以内に受けたPCR陰性検査の結果

ちなみに近所でPCR検査を受ける理由を聞かれた時、
「パフォーマンスを見に行くから」と言うだけで、
「ナッツクラッカー?」と聞かれるくらいもしかしたらこの時期は、舞台を見に行くためにPCR検査を受けにくる方が多いのかもしれないですね。

コロナチェック完了を証明する「SFB」のはんこを手のひらに押してもらい中に入ると・・・

ライトアップされたホワイトクリスマスツリー。
赤いカーペットはクリスマスのためにひかれたかのようにクリスマスにぴったり。

朝11時のショーだったので、家族連れもたくさんいました。

階段を上り2階にはお店があり、
3階には休憩所やレストランもありました。あちこちに、このような写真を取れるパネルがあり

嬉しそうな笑顔がたくさん弾けていました。

2.世界一流のバレエが味わえた$19

実は今回は2日前にチケットを購入しました。
$325などのチケットはもちろん完売。
その代わり、$19のバルコニー席はまだ空いていたので雰囲気だけでもと思い予約しました。

バルコニー席からの舞台はこのような感じ。

舞台は確かに遠いですが、全部しっかりと見えました。

間20分の休憩時間を挟む2時間講演。

フルオーケストラによる生の演奏。

開演と共に、夢のような時間が始まったのです。

3.サンフランシスコバレエ団による夢のような『くるみ割り人形』

会場が暗くなり、1音目がなった瞬間から、体中の細胞が喜び始めるのを感じました。

Zoomや電子音ばかりを聞いていた私には、久しぶりに聞くこの生の演奏の音が心地よく、

更に、その音楽と会話しているかのようにダンサーが登場し、

そして、舞台も見事に変わっていくのです。

階段を上がったところにあるドアを
クララの弟が開けた瞬間
出てくるライトの淡い色

天井からも横からもそして下からも出てくる小道具・大道具

息を飲むほど絶妙な色合いの衣装

ただ立っているだけのダンサーの姿勢にもうっとり
そして、踊りの力強さとしなやかさと、瞬きする間もないほど引き込まれる踊り。

雪の国では舞台一面に雪がふり
その中をくるくると回る雪の女王。

音、踊り、色、光、舞台演出、衣装
どれもどれもがうっとりする組み合わせで
まだまだあるよ!次はこれだよ!と
最高のクリスマスプレゼントになりました。

これまで、宝塚歌劇、ディズニーランド、地元のバレエ団によるくるみ割り人形の発表会などしか舞台は見たことないですが、

サンフランシスコバレエ団のナッツクラッカーは
今までみたどの舞台を遥かに超える
感動や驚きと深さと高さで
「満足」とはこのことなんだと感じました。

4.バレエが大好きな娘のお陰で知れた世界

実は私、これまでバレエを見に行っても、恥ずかしながら
途中でふっと眠たくなってしまう部分があったのです。
子どもを連れて会場に行くまでにヘトヘトになり、
人の多さに疲れ、
薄暗い照明と心地いい音楽と・・・

ところが、今回、今まで以上に楽しめたのは、サンフランシスコバレエ団の凄さと共に、娘たちが先日バレエの発表会でナッツクラッカーに出演したからだと思います。

今までバレエの技はどれもマジカルで別次元の世界のように感じていました。
ところが、去年一年Zoomバレエのお陰で、1つ1つの技がどんな小さな積み重ねによって作り上げられるかが分かりました。
発表会のためにと繰り返される練習のお陰で、音楽ともすっかり親しくなりました。

そんな1つ1つの小さな積み重ねをココまで磨き上げられた踊りをこんなにお手軽に見させていただけるこの環境に感謝の気持ちがこみ上げてきます。

前日友達とお泊り会をして疲れ果てていた長女も
音楽が始まった瞬間、サンフランシスコバレエの世界に引き込まれ、
ずっと前のめりに見ていました。

次女も自分や友達やお姉ちゃんの踊った曲が流れる度に大興奮。2時間しっかりと見れました。

いつかもっと前の席で子どもたちと見てみたいです。

大満足のサンフランシスコバレエ団によるくるみ割り人形(ナッツクラッカー)、とってもオススメします。

そして、私は、世界中のナッツクラッカーが見たくなってきました。

Merry Christmas!

おまけ:チルデンの山の中にあるメリーゴーランドに立ち寄ってくださったサンタさん


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