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実話怪談YouTubeが直面した最大の問題? そして、限界? 依然、盛況続くそのジャンル、シーンだが、ここにきてチラホラ不穏な実情が??

ライター・織田祐二 今回はコラボ問題について話したいんだけど
ライター・三橋りの(『週刊大衆』など)   いまさらですか。暇空茜氏が係争した若年女性支援団体の……
織田   いや、そのColaBoじゃあなくて、実話怪談YouTubeにおけるコラボの問題について
三橋   なんか、春ぐらいから動画にハマッてるって言ってましたよね。確か、noteにもなにか書いてましたが
織田   そう。好井まさおさんや松嶋初音さんの実体験怪談の怖さと語りに完全にやられてしまって、いろいろ観るようになって。観ているうちに、都市ボーイズの早瀬君……、いや、早瀬さんが、昔、中野でよく一緒に飲んだ人とわかって驚いたりも(苦笑)。彼、当時はまだ二十歳ぐらいの若者だった
三橋   で、問題点とは?
織田   ズバリ、動画乱発による話のクオリティの低下ですね。あるYouTubeのコメント欄を見たら、こんなことが書かれていた

三橋   1年以上前のコメントですね。なるほど、大した怖い話じゃなくても、「怖っ!  怖っ!」と過剰に反応して、動画を成立させてる現実……
織田   なんか、現状をよーく知ってるような(笑)
三橋   ま、自分もたまには観ますから(苦笑)
織田   やっぱり、怖くないときは怖くないというふうに正直に反応してくれないと、観ていて興醒めするという
三橋   怖さの基準は人それぞれというのもあると思いますが、確かに百戦錬磨の怪談YouTuber、怪談テラーなら、その基準判定はしっかりわかってるはずで
織田   コラボもそうだけど、怪談に縁のなさそうなゲストを招いての回は大甘判定の確率がグンと高まる
三橋   それって、最近の好井氏の動画のこと?(苦笑)
織田   怖くない話で過剰に怖がるのは、怪談テラーのプライドとしてマイナスじゃないかしら
三橋   それは確かに。テレビならボツレベルの話も、己の収入に直結のYouTubeなら生かしてしまう問題ですね
織田   事前にどんな話か、本来は聞いとくべきことだと思うんだけど、ぶっつけ本番でやってしまう
三橋   怪談のクオリティ以前に、喋りが下手問題というのもありますよね
織田   うむ。芸人が本業のはずなのに、喋りがめちゃめちゃ拙い人間がいて驚かされる。そのとおり、怪談以前の問題で、その回はハズレ、時間の無駄と断じるしかない
三橋   こんなにコラボが繁栄しているジャンルの動画ってほかにありますかね
織田   プロ野球とか格闘技系がそうかもだけど、そんなに乱発しないし、ネタが豊富な分、観て損したーっていう感覚はそうない
三橋   お笑いのコラボは意外にそんなにないという
織田   YouTubeに限って言えば、笑いに特化したものはあんま、ない印象。やはり、そのあたりはライバル意識が強い分、あえてやらないんじゃないか
三橋   やるならテレビや舞台のほうでやるという。いや、怪談YouTuberもお互いライバル意識はフツーにあると思いますが……って、あんまりないですかね(苦笑)
織田   怪談を本業と捉えてるか、サブ仕事と捉えてるかでまた変わってくる感が。とりあえず、めちゃめちゃ怖い話をしてもらって、視聴回数伸びればいいってのが本音、現状だと思う
三橋   ネタの枯渇は免れないので、必然、相手頼みにならざるえないのが怪談ですよね。たとえ、ハズレ回でもYouTubeの場合、「また、すぐ相手見つけて撮ればいいや」という緊張感のなさが、今後、どう響いていくかですね
織田   ジワジワ響いていくとは思う
三橋   以下のような指摘もありますね

織田   霊感商法は絶対ダメですが、まっとうなトークで金を取ることに関して自分は異論はない
三橋   大事なのは、やはり、話のクオリティという
織田   そこに尽きる……、尽きまますね


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