リムランド理論と囲碁のアナロジー
地政学において「リムランド理論」というものがあることを知った。マッキンダーのランドパワー論でユーラシア大陸のど真ん中をハートランドと呼び、そこを支配するものが外部へ侵攻し世界を制するというものに対して、スパイクマンという人が実際にはユーラシア大陸の三日月状の地域が焦点となって世界を制するという理論を提唱した。
これは囲碁のアナロジーからすると正しい。ユーラシア大陸を囲碁盤だとするとリムランド理論は盤面の端に地を確保することと一致するからだ。
囲碁では中央部よりも端や隅のほうが少ない石の数で地を確保できる。
リムランド理論ではシーパワー国家がユーラシア大陸の端の要地を海から確保し、ユーラシア大陸を内部へと勢力拡大する。まさに囲碁のアナロジーと一致するのだ。
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